オリオールズ移籍が報じられたタイラー・オニール

◆ FAを迎えた主砲の穴埋めへ 　ボルティモア・オリオールズがFAのタイラー・オニール外野手（29）を獲得したと現地時間7日、『ニューヨーク・ポスト』紙のジョン・ヘイマン記者が報道。契約は3年4950万ドルとされ、来季終了後に契約を破棄できるオプトアウト権が含まれている。 　カナダ出身のオニールは2018年にカージナルスでMLBデビュー。2021年にはキャリア最多の34本塁打を放つなど、7シーズン通算109本塁打をマークしている。2020年からは2年連続でナショナル・リーグ左翼手部門のゴールドグラブ賞を獲得。カナダ代表として2017年、2023年のWBCに出場した。 　昨季終了後にレッドソックスへトレード移籍し、今季113試合で打率.241、チーム最多の31本塁打、61打点、OPS.847という成績。2020年から5年連続開幕戦本塁打というMLB史上初の記録を保持している。 　今季のオリオールズ打線は、アメリカン・リーグ王者のヤンキースに次いでリーグ2位の本塁打、総得点を記録。しかし、チーム最多44本塁打、102打点の活躍を収めた主砲アンソニー・サンタンダーが今オフにFAを迎えており、強打者の補強が必要視されていた。