「未知の臓器」発見か…耳、鼻、喉の疾患の新たな研究成果に期待
慢性副鼻腔炎や耳の疾患に関連する領域にある
研究に参加していないグディス博士によると、この腺の発見は、耳、鼻、喉の研究にとって、刺激的なフロンティアを示すものだという。 この腺は、小児や成人の慢性副鼻腔炎や耳の疾患の原因となりうる領域に位置しており、その対象は後鼻漏からウイルス感染症までさまざまだ。この領域に問題があると、子どもは慢性的な耳の病気にかかりやすくなり、大人は耳管機能不全になりやすく、ちょうど飛行機に乗っているか、耳に水が詰まっているかのように感じることが多くなる、とグディス博士は言う。そして、さらなる研究が新しい治療法につながることを期待していると述べた。 この発見はまた、医師たちに、人体の理解について慢心しないようにという注意を喚起するものだ。「これは解剖学のように基本的なものでもまだ解明すべき謎がたくさん残っていることを思い出させてくれる」とグディス博士は言った。 [原文:Scientists found a possible new set of organs hidden deep in the human skull] (翻訳、編集:Toshihiko Inoue)
Andrea Michelson