補正予算を編成「燃料費高騰対応がメイン」大阪・吉村知事会見8月24日(全文1)
人材育成に取り組む中小企業を支援
また、労働市場も硬直化してて、建設とか製造、運輸、介護や医療、ここでは非常に人材不足が進んでいるというような状況です。職を、求職してもなかなか手が挙がらないというような状況になっています。 ですので、これにつきましてはやはり職場体験であったりスキルアップ、そういった支援をしていきたいと思います。また、そういった会社を支援していきます。また、職場の定着のための人材育成に取り組む中小企業を支援していきます。具体的には延べ4000人の支援をすることを想定しています。具体的な方法ですけども、今「にであう-nideau-」というスキームを使っていまして、これが非常に有効に機能しています。職を探す、人材を、職を探す府民の皆さんと職を求める会社。これを、民間企業とも協力しながら府でプラットフォームをつくりました。ここで新たなマッチングが常に行われていますが、ここで新たな就職も非常に多く誕生しています。 その中で、今回の制度というのは職場体験、あるいはスキルアップ支援をする企業等を支援するということになります。そこから、できるだけ非正規から正規雇用につなげていきたいということで、そのためにも社員研修であったり人材育成支援をするという会社について、いわゆる職場安定支援というのを府としてもやっていく。そういった事業する会社を支援していくということになります。結果、職員、社員からすると、資格を取得したり、あるいは安定的に職場に定着するということを目指していきたいと思っています。このコロナ禍における就労支援等についても強化をしていきたいと思います。
海外に大阪の魅力を発信するプロモーション実施
海外に向けた大阪の魅力の発信についてです。ポストコロナに向けて、インバウンド事業というのはこれから拡大していくことが想定されます。国においても、水際を広げていくということも、先日、きのうも報道ありましたけれども、これからさらに広がってくる。その中で、やはり今、観光業も含めて非常にしんどい状況になってる事業者も多いですから、今のうちに、できるだけ早期に海外に対して大阪の魅力の発信をするというプロモーションを実施すること、着手していきたいというふうに思っています。9月ごろから公募を開始いたしますけれども、動画を作成し、そして海外プロモーションをし、そしてニーズの分析調査をしてインバウンドの回復。これはコロナ禍を見据えて今のうちに準備できることをスピーディーにやっていこうという計画であります。 以上が今回の補正予算についてです。とりわけ燃料価格高騰と、非常に厳しい状況になってる事業者も多いわけです。この間、大阪、会派として大阪維新の会、それから公明党、自民党の会派の皆さんからも、これに対して早期に対応するようにという要望も受けたところでもあります。そういったことも踏まえながら早期にこの予算を執行してまいりたい。予算を編成して執行して事業者の支援をしてまいりたいと思います。 カーボンニュートラルについてです。技術支援、実証実験の補助事業について、業者が、事業者が決定しましたので、その報告についてです。2025年大阪・関西万博を目指して、このカーボンニュートラルにトライする中小企業、新たな産業、新たな技術にトライするという企業を支援するという取り組みを今、行っています。その中で対象事業の公募を行いましたけれども、今回、決定いたしました。8件の事業に対して交付を決定しましたので、そのご報告です。これは、財源としては企業版ふるさと納税を使いまして、三菱UFJ銀行さんから多くのご寄付をいただきました。それについては感謝を申し上げます。またあらためての感謝状贈呈式をさせていただきます。 予算額については5億円です。1件当たり上限が1億円という非常に大きな事業になっています。そしてこれは単年度で終わるんじゃなくて、万博までシームレスに3年間支援をしていくという前提で選定をいたしました。ただ、今回については、事業実施は単年度ごとですから令和4年度末までとなりますが、令和4年度末までで補助金額とすれば1件当たり上限1億円。合計で4億6600万、約5億円の補助金額ということになります。