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香経の上半期PV1位は「入境制限無期限延長」 上位に新型コロナ関連ニュースが並ぶ

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みんなの経済新聞ネットワーク

 激動の香港で、2020年上半期で香港経済新聞の上半期PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、香港の入境制限を無期限で延長したニュースだった。(香港経済新聞)  香港での新型コロナ肺炎は、他の地域と比べると4月12日時点で、香港での感染者が1004人とある程度封じ込めることができている印象があった。しかし帰国者の中から感染者が多く出たり、逆に市中感染が減ってきた状況が続いていたりしたことから、それまでに続いてきた措置が無期限で延長となり注目を集めた。この時点より、香港国際空港に到着した乗客について無症状を含め入境後に専用バスに乗り亜洲国際博覽館(Asia World Expo)に設けられた検査センターに直行し、そこで検査を行い、検査結果が出る翌日までは指定ホテルに隔離されるなどの措置も取られることとなった。現在は中国本土・マカオ・台湾からの入境は7月7日まで延長、それ以外の国からの入境は9月18日までと設定されている。  2位には、香港内での点心食べ放題のニュースがランクインした。段階的に緩和されたレストランに対する規制により多くのレストランが打撃を受け、ミシュラン中華が同プランを提供するほど、香港内の消費落ち込みを回復させる起爆剤が必要だったことも背景にある。通常点心メニューは朝食~昼食に楽しむメニューだが、それをディナーで展開することへの目新しさにも注目が集まった。  ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。 1. 入境制限を無期限延長、エステとマッサージ店は閉鎖 医療崩壊防止新対策で、新規感染者は1桁台に(4/13) 2. ミシュラン中華「ダドルズ」 ディナーで80年代点心を食べ放題に 水曜~金曜限定(5/18) 3. 香港市民対象の入境規制は9月まで延長 香港居民以外の入境は当面禁止(6/4) 4. 香港政府1375億香港ドルの追加経済対策発表 賃金の5割を半年間補償も(4/10) 5. 香港の九龍城の再開発計画 タイ人街の終わりの始まりになる懸念も(6/19) 6. 香港観光の象徴・水上レストラン「ジャンボ」事実上、閉店へ 新型肺炎の影響が顕著に(3/2) 7. 香港の駐在員コスト・住宅価格共に世界一に 3年連続で記録更新(6/18) 8. 休業の波は小売店にも 貴金属店とファッション関係は契約満了を機に更新しない選択が(4/9) 9. 香港2020年の祝日発表 旧正月は1月末、桜満開はイースター休暇の北海道か (5/18) 10. 香港政府観光局が域内観光を強化 現金1万香港ドル支給タイミングに合わせ各種割引を(6/24)  3位以下にも、新型コロナ肺炎に関連するニュースが続々とランクインした。香港の経済対策などにも注目が集まる(4位)一方、目立つのは今回の新型コロナ肺炎拡大を契機に、店舗の閉鎖、開発計画の推進など、大きく街の様子を変える事柄が多く並んでいることだ。中でも香港観光の目玉ともなっていた水上レストラン「ジャンボ」の閉店は国内外で大きな反響を呼び、香港に住んだり、旅をしたことがあったりする人の思い出の1ページを削られるような衝撃を受けた人も多い。貴金属店を中心に、繁華街の店を更新しない選択も増えていたり(8位)、味わいのある街並みの一つである九龍城地区の再開発計画(5位)が現実味を帯びたりするなど、それぞれの街並みが大きく変化する空気が漂っている。  しかし、「香港の駐在員コスト・住宅価格共に世界一に 3年連続で記録更新」(7位)など、依然として香港の物価が高いことも証明され、香港市民への現金1万香港ドル支給タイミングに合わせ各種割引などが並ぶ香港らしさ、香港人が持つ力の一つでもある「消費力」は衰えていないと鼓舞する社会を期待する取り組みも練られている。  7月1日、香港は返還から23年を迎える。香港への「国家安全法」の導入方針決定で、これまでにない焦燥感や脱力感も漂う香港の中だが、金融市場は依然として活発に動き、今月も多くの店がオープンし、世界からの香港進出も続いている。下半期も、香港人の勢いや各国の取り組み、香港内で展開されるイベントなど日々の動向をいち早く伝えていきたい。

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