Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

星野源出演のおすすめ映画5選! 個性際立つエッジーなラインナップ!

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
CINEMORE

ミュージシャン、俳優、文筆家……。星野源の勢いが止まらない。音楽家としての非凡な才能は旧来より皆が知るところだが、テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(16)が社会現象化し、俳優としての魅力もお茶の間に浸透。2020年に放送されたテレビドラマ『MIU404』では、陰のある元捜査一課の刑事に扮し、新境地を拓いた。 10月には、塩田武士氏のベストセラー小説を映画化した話題作『罪の声』が公開予定。こちらでもシリアスかつナイーブな演技を披露し、役者としての成熟を感じさせる。 ただ、星野は松尾スズキ率いる劇団「大人計画」のワークショップに参加したことから俳優活動を本格的に始めており、元々、超・個性派な人物だ。近年は“真面目キャラ”を演じる機会も増えたものの、いわゆる“普通の人”然とした人物を演じつつ、顔面を崩壊させるような強烈ギャグを繰り出す、といった部分に、彼の演技の特長がある。 「共感」から「ぶっ飛び」へのジャンプアップ、影の薄さと濃さを自在に行き来する男。端的に言えば、「ハジケられる」役者であることが、星野源の大きな強みだ。NHKのバラエティ番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』は、その好例だろう。 今回は、そんな星野が出演してきた映画を、5本セレクトしてご紹介する。彼の個性が際立つ、エッジーなラインナップを、改めて楽しんでいただきたい。

1.『箱入り息子の恋』(13) 監督:市井昌秀 117分

星野源の記念すべき、映画初主演作。彼女いない歴=年齢の35歳・市役所職員、天雫健太郎(星野源)が、お見合いで知り合った目の見えない女性・今井奈穂子(夏帆)に初めて恋心を覚え、人生が一変するラブストーリーだ。 あらすじだけだとストレートな恋愛映画に思えるかもしれないが、そこはのちに『台風家族』(19)を手掛ける市井昌秀監督。生命力がほとばしる“攻めた”演出も織り交ぜ、ピュアな恋慕&性欲を、疾走感あふれる筆致で映し出している。そのエネルギーを身一つで体現したのが、星野だ。 まったくの無表情で、周囲とほとんど関わらない生活を送ってきた健太郎が、豊かな感情を覚え、やがて激情を放出するまでに変わっていく。人にとって恋がどういうものか、その素晴らしさと可笑しさが、脚本と星野の演技のグラデーションによって見事に示されている。全裸でのアクションにも果敢に挑んだ星野の役者魂に加え、盲目の女性を繊細かつ丹念に演じ切った夏帆の存在感が光る快作だ。ふたりを見守り、時に立ちはだかる両家の両親を演じた平泉成、森山良子、大杉漣、黒木瞳の妙演も印象に残る。 星野の得意な役どころである、「普通の人」×「激情」の合わせ技が存分に発揮された鮮烈な主演デビュー映画であり、ここから彼の俳優としてのキャリアは大きく加速していく。山田孝之、瑛太(永山瑛太)、田中圭等を輩出したドラマ『WATER BOYS』(03)から足掛け10年、役者としても大きく踏み出した一作だ。本人は、この時期にくも膜下出血との闘いを余儀なくされていたそうで、そういった意味でも激動の期間だったといえるだろう。

【関連記事】