葉山町役場の昭和時代の事務用椅子 海洋プラ使用環境型に入れ替え
葉山町が11月16日、役場庁舎内の事務用椅子を、海洋プラスチック再生樹脂を採用した椅子に入れ替えた。(逗子葉山経済新聞) 【写真】約40年間使っていた昭和時代の4本足の椅子 同役場の事務用椅子のほとんどは1984(昭和59)年、庁舎移転時にしつらえた椅子で、老朽化が進んでいた。総務課長の西尾直樹さんは「毎月1度、職場の安全について見回り、検討する会があり、以前より古くなった4本足の椅子の安全性について指摘があった」と言い、「入れ替える椅子を検討する中で、町が掲げるエシカルアクションに合った海洋プラを使った椅子を見つけた」と説明。 入れ替えた椅子231脚はオフィス家具メーカー「アイリスチトセ」(本社=宮城県仙台市)が開発した製品で、協業パートナーのプラスチック再生業者が海洋プラスチックを回収し、TUV認証(国際的な認証機関テュフ・ラインランド)を取得した工場でリサイクルした再生樹脂を採用した椅子。1脚当たり2,35キロの海洋プラスチックを使っている。 西尾さんは「安全性だけでなく座り心地も良くなり、職員の評判もいい。町が目指すエシカルアクションの啓発とともに、職場環境も良くしていかれるようにこれからも考えていく」と力を込める。
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