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「やっと、お父さん来れた」 御嶽山へ 6年間の思い胸に 行方不明者の家族、息子を亡くした父親

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NBS長野放送

御嶽山噴火災害です。この3連休中、6年間の思いを胸に山頂を目指した人たちがいます。行方不明の男性を独自に捜索しようとした家族、そして、息子が最後を迎えた場所に初めて立つために登った父親です。 一緒に登っていた叔父・野村正則さん: 「亮太、きょうは行けないけど、ごめんね」 今月8日、御嶽山の王滝頂上で悔しさをにじませた愛知県の野村敏明さんと弟の正則さん。 今も行方不明になっている敏明さんの長男・亮太さんの捜索を行う予定でしたが、悪天候のため中止となりました。 2014年9月に噴火した御嶽山。亮太さんは叔父である正則さんと一緒に登っていましたが、山頂南側の八丁ダルミで噴煙に巻き込まれ、現在も行方がわからなくなっています。 八丁ダルミは立ち入り禁止となっていますが、敏明さんと正則さんは王滝村と調整し今回、独自の捜索を行うことにしました。日程は7日と8日の2日間で、7日は悪天候のため中止となっていました。 亮太さんの父親・野村敏明さん: 「何とかしっかり(捜索を)やれるように本当に祈りたい気分」 しかし、8日も天候は回復せず、危険を伴うとして捜索は中止となりました。ただ、2人は八丁ダルミ手前まで登り、亮太さんの写真や花を手向け手を合わせました。 一緒に登っていた叔父・野村正則さん: 「また改めて必ず捜索に行くから待っていてください」 亮太さんの父親・野村敏明さん: 「断腸の思いですけど、出直してもう一度捜索させてもらいたい」 野村さんは、今月中にも再び捜索を行いたいとしています。 息子が倒れた場所に初めて立った人もいます。東御市の荒井寿雄さん(78)です。 次男の真友さん(当時41)は、木曽町側の頂上、剣ヶ峰で噴火に巻き込まれ亡くなりました。 荒井さんは10日、剣ヶ峰まで登り、真友さんが生きていたら迎えていたはずの年齢と同じ46羽の折り鶴と好きだったコーラ飲料を供えました。 また、10日は当時、真友さんと一緒に登った同僚2人からも当時の状況について説明を受けました。 真友さんの同僚: 「足とかも火山灰とったんですけど、どうしても足首から先ががれきと灰とでぐしゃぐしゃで、足が抜けなくてどうしても」 次男を亡くした・荒井寿雄さん: 「本当に2人とも…」 真友さんの同僚 「(一緒に帰れず)本当に申し訳ございません」 次男を亡くした・荒井寿雄さん: 「皆さんのせいではないから…」 次男を亡くした・荒井寿雄さん: 「いい友達を持ってうらやましいくらい幸せだと思う」 荒井さんは膝を痛めて去年は登山を延期していました。何とか息子が倒れた場所に行きたいとリハビリを重ねてきました。 次男を亡くした・荒井寿雄さん: 「それこそ一日千秋の思いでやっときょう来れて良かった。真友も『お父さん、来てくれたね』って喜んでくれていると思う」 御嶽山噴火から間もなく6年。肉親への思いは変わることはありません。

長野放送

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