【オリックス】西野真弘が残留を即決 6月取得の国内FAは行使せず 球団は年俸大幅増&複数年契約で誠意
オリックス・西野真弘内野手(34)が6月に取得した国内FA権を行使せず、残留を決断したことが13日、分かった。全日程終了から2日後の8日に会談の場が設けられ、年俸2300万円からの大幅増と複数年契約が提示されたもよう。近日中に正式表明する予定だ。 球団からのスピード交渉に、スピード決断で応えた。8日の交渉後には「いろいろな話ができました。僕自身も気持ちを整理して、考えていきたいと思います」と素直な心境を吐露。熱意は十分に伝わり、結論を出すのに時間はかからなかった。14年のドラフト7位で入団し、生え抜きで過ごしてきたオリックスへの愛着。現役時代からチームメートだった岸田新監督の存在も、大きな決め手となったとみられる。 プロ10年目の今季は89試合で打率3割をマーク。規定打席には到達しなかったが、貴重なつなぎ役として7年ぶりに300打席(312打席)をクリアした。T―岡田や安達、小田が現役を引退し、来季はチームの野手最年長。新生オリックスの支柱として、覇権奪回へ力を注ぐ。 ◆西野 真弘(にしの・まさひろ)1990年8月2日、東京都生まれ。34歳。東海大浦安から国際武道大へ進み、JR東日本を経て14年のドラフト7位でオリックス入団。通算632試合で打率2割6分4厘、9本塁打、139打点。167センチ、71キロ。右投左打。
報知新聞社