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湯木慧「ご飯も食べず、お風呂にも入らず、歯も磨かず…」壮絶な3日間から生まれた1曲

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シンガーソングライターの湯木慧さんが、9月24日(木)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。“どんな10代を過ごしたのか”や、8月にリリースされたメジャーファーストEP『スモーク』について、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭の質問に答えました。その後編。

さかた校長:湯木先生は、8月にメジャーファーストEP『スモーク』をリリースされました。この『スモーク』というタイトルにたどり着くまでをお聞きしたいのですが……前作(セカンドシングル)の「一匹狼」が1年前にリリースされまして、こちらは孤独をテーマにされたということだったんですけど。今作は、前作を作り終えてすぐに思い浮かんだものだったのですか? 湯木:私の作品は全部つながっているので、今の作品を作っているときに次の作品……1個先の作品というのは考えているんです。「一匹狼」ができたときにも、次は“わからない”をテーマにした『スモーク』というものでいこうかな、というのは漠然とありました。インディーズの最後に出したアルバムは『蘇生』というのですが、そこからメジャーファーストシングルの「誕生~バースデイ~」、2作目の「一匹狼」、今作の『スモーク』につながっています。 さかた校長:“わからない”をテーマに楽曲を作られたということですが……インタビュー記事で“精神的にどん底だった”というのを読んだんです。人生で初めてかもしれないという何日間を過ごされた、ということでしたが? 湯木:そうなんです。“わからない”というテーマを自分で置いたのにも関わらず……“わからない”って哲学的な話をすると自分と自分との問題で、“わからない”ものを掘り下げていっても答えは無いんです。それで出口が無い所に……役者さんが役にのめり込んで出てこれなくなってしまうように、私も作品とテーマ、コンセプトに入り込んで出てこれなくなった瞬間があったんです。 さかた校長:はい。 湯木:今は笑ってしゃべれるんですけど、ご飯も食べず、お風呂にも入らず、歯も磨かず、キッチンのガスコンロの下に3日間座っていたことがあって。1人暮らしだったので、お母さんが見つけてくれたんですけど、そのときの記憶とか何をしてたとか、何にもないんです。 こもり教頭:うーん……。 湯木:とりあえず“わからない”というテーマで作らないといけないので、“わからない”とは? というのをずっと考えていった結果視野がなくなって。3日間何も食べない、寝ない、風呂に入らない……みたいな。そのときに……お腹が空いているのも感じなくて恐怖とか不安とかに飲み込まれて、「あ、死ぬかもしれない」、「消えてなくなるってこういう感覚なのかもしれない」と感じました。でも「“わからない”で何かを作らなきゃ」という感情だけで息を吸ってはいてた、という3日間でした。

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