51歳で生理がなくなり、生まれた60歳への不安。Vol.7【結城アンナさん 私のメノポーズ・更年期ストーリー】
誰もが通る体の変化「更年期」。海外では「メノポーズ」と言われています。日本ではあまりオープンに話すことがなかった更年期も、時代の流れとともに語られるシーンが増えてきました。 [写真]45歳からかけはじめた老眼鏡 ある日、結城アンナさんに「メノポーズ・更年期のこと、聞いてもいいですか?」と、ちょっと勇気を出して質問したところ「もちろんOKよ!」と快諾。 結城アンナさんだからこそ語れる、メノポーズ・更年期ストーリー前編をお届けします。
結城アンナ/ゆうきあんな 1955年、スウェーデン生まれ。10代からモデルとして活躍。夫は俳優・岩城滉一氏。60歳を迎え芸能活動を再開。自身の著書やSNSで心地よいライフスタイルやファッションを発信。そのシンプルで自然体な暮らし方は世代を超えて支持されている。現在は雑誌のカバーモデルなど多方面で活躍中。著書『Anna’s Cookbook 季節の食卓』(主婦と生活社)発売中。 Instagram @ayukihouseも人気。
メノポーズ・更年期は特別なことではなく、人生の一貫。
40代半ばから60代前半にかけて、女性ホルモンの変動とともに起こる体の変化の時期をメノポーズ=更年期といいます。結城アンナさんが考えるメノポーズ・更年期とは? 「メノポーズはある年代だけのものではなくて、一生のことだと思っています。だって体は年齢とともにどんどん変わっていくでしょ? 成長して大人になる時期、出産や子育ての時期、そしてマチュア世代と、その時々で変化をしている。 医学的には、特定の時期を指してメノポーズと言うのかもしれませんが、私は一生を通しての変化だと思っていますね」 生きていく流れの一貫でメノポーズ・更年期があるという発想。まさに結城アンナさんらしい捉え方です。 「『生理が止まるから大変』ということではなく、生きていく上での流れなのだから、そんなに大騒ぎすることではないと思います。 多分、生理がなくなることで起こる女性の体の変化から、メノポーズは大変というイメージができているのでしょうね」