「深入り」と「深煎り」 神社と自家焙煎のコーヒー店がコラボ オリジナルコーヒーに込められた想い【徳島】
JRT四国放送
かつては町の賑わいの中心だった神社やお寺は、過疎化が進む中で地域を盛り上げようと、お祭りなどに加えて最近では御朱印など新しい試みを行っています。 そういった中で徳島県阿南市の神社では、2024年11月からオリジナルのコーヒーを売り出し、人気を呼んでいます。 神社でコーヒー、そのギャップの魅力を取材しました。
阿南市の津峯神社が自家焙煎のコーヒー店とコラボ
(豊成春子アナウンサー) 「阿南市の津峯神社の麓にやってきました。自家焙煎のコーヒー店とコラボした商品があるということです。早速リフトで上がりましょう」 リフトに乗ると、“阿波の松島”とも呼ばれる阿南市の橘湾の美しい風景が目に飛び込んできます。 景色を楽しみながらリフトに乗ること約5分、色づき始めた紅葉を見ながら少し歩くと、山頂には神社の本殿が厳かに佇んでいます。 出迎えてくれたのは、津峯神社の宮司の林明典さん。 宮司になって9年、伝統を大切にしながらも、地域活性化のため、様々な取り組みを行っています。 その一つが。 (豊成春子アナウンサー) 「こちらにコーヒーがあるって聞いたんですが、本当ですか?」 (津峯神社 林明典宮司) 「ありますよ。こちらです、ご案内します」
つのみねさん ノ Coffee
(豊成春子アナウンサー) 「ありました。お守りとかたくさん並んでる横に『Coffee』の文字を見つけました」 本殿横にあるお守りなどの授与所には、「つのみねさん ノ Coffee」の貼り紙が。 徳島県小松島市大林町にある「カモ谷製作舎 ノ KOFFEE SHOP」、「つのみねさん ノ Coffee」を作ったのはこちらの店主の岡崎裕樹さんです。 阿南市加茂町に移住し、2023年3月までは「阿南市地域おこし協力隊」のメンバーでした。 阿南市に深い思い入があり、イベントで交流があった林宮司と一緒にオリジナルのコーヒーを作ろうということになったそうです。 (カモ谷製作舎 ノ KOFFEE SHOP 岡崎裕樹さん) 「林宮司の阿南市に対する想いや真摯な取り組みを、接するときに感じた。それをコーヒー作りのヒントにしました」 (豊成春子アナウンサー) 「(味に)人柄を表すというのは初めて聞きました。出来はどうでしたか?」 (カモ谷製作舎 ノ KOFFEE SHOP 岡崎裕樹さん) 「抜群に美味しいです」 こうして出来上がったのが「つのみねさん ノ Coffee」なんです。