ゴミを上手にリサイクル! 家庭用コンポストの作り方
ごみを堆肥に変えて処理するコンポスト。環境に害を与えないエコな方法として注目を集めているが、植物の成長を助けたり、庭作りに役立ったりと他にも利点はたくさん。そこでコンポストを作るにあたって知っておきたい注意点を大公開。入れていいものといけないものがあるから気をつけて!
コンポストにトライする価値はある?
もちろん! キッチンや庭から出るごみをリサイクルするのにコンポストはとても有益。また堆肥ができるので、植物を育てるための土作りにも役に立つ。土壌の化学的構造を改善、水分量を維持してpHバランスを整える働きを持つ。さらに植物が病気になるのを防ぐ効果も。もし庭に生命力をもたらしつつ地球環境に貢献したいのであれば、コンポスト作りはトライする価値がある。
作り方は?
コンポスターを買うのであれば断熱されるものを選ぶこと。細菌がごみを効率的に分解するのには熱が必要なため、これはとても重要。またごみが堆肥になるには2、3カ月かかるので2つのコンポスターを並べて使用するとよい。 コンポスターでなくてもよい。ごみ箱に土を入れて日の当たるところに置く。こうすると水捌けがよくなり、ごみの分解を助ける熱を保つこともできる。
作る手順は?
1) 水捌けをよくするために、まず庭の手入れで出た枝など水気の少ない硬いごみを入れ、次に草や刈り込んだ水気のある柔らかいごみを入れる。水気が多いとぬかるんだ状態になるのでそれぞれの量のバランスに気をつけること。 2) 熱を保つために一番上に古いカーペットを四角く切ったものを乗せ、蓋を閉める。 3) 乾燥しないように時々水を与える。 4) 1カ月ほど経つと温度が下がってくるので、中身をかき混ぜ、腐敗している部分を取り除く。 5) 底に入れた枝などを細かく粉砕していた場合には分解され堆肥になるまで2、3カ月、細かくしていない場合には半年ほどかかる。一部の動物の排泄物など窒素を多く含む物質や促進剤を入れた場合にはその分早まる。