「家族の中で孤立させない」親子仲のいいつるの剛士が、子どもの前で“絶対にやらない”と妻と約束したこと
子どもの前で、パパ(ママ)の悪口やグチを言わない。 家族の輪の中で、パパ(ママ)を孤立させない。
つるの:とてもうれしかったです。単身赴任や出張などで、どうしてもママと子どもだけで過ごす時間の方が長くなる場合、パパの存在を子どもに感じさせるのはママにしかできないことだと思うんですよね。パパと子どもだけで過ごす場合もしかり。 それと、僕と奥さんは「子どもの前で、その場にいない相手の悪口は、絶対に言わないようにしよう」と、結婚した時から約束をしています。それは、どちらかがいないときに「パパって〇〇だから、嫌なのよ」とか「ママはいつも〇〇で困るよ」なんて陰口を言ってしまうと、子どもはどちらかの味方をしようとしたり、自分ではそんな風に感じていないのに、悪いイメージが刷り込まれてしまったりして、親子関係にもひずみが生じてしまうと思うからなんです。 まり:確かに! 子どもって、小さな時ほど、べったりと一緒に過ごしているママの味方になりがちだし、ママの言うことが絶対と感じるものですものね。気をつけないと! つるの:家族心理学では、家族を健康的で良好な状態にするカギは「夫婦連合(夫婦の結びつき)」を安定させることだとされているんです。だから、夫婦円満は「基本のき」。僕は結婚21年目になりますが、奥さんが大好きなので子どもの前でも平気でベタベタするし、子どもたちに「キモッ」と言われても「だって、ママのこと大好きなんだもん」と言っています。反抗期の子どもがママに汚い言葉をぶつけた時には、「パパの大事な人に、そんなこと言うなんて許さないよ」と叱りました。パパはママを愛している、そして尊敬しているという姿勢を隠すことなく子どもたちに表現しているんです。 まり:なんだか「目からウロコ」です。パパと子どもの関係を良くするためには、パパが子どもにどうやって接したり、声掛けをしたりすればいいものかということばかり考えていました! ママが、不在がちなパパの存在を感じさせたり、パパのことを大切に思っている気持ちを子どもに伝えたりすることがとても大切なんですね。 つるの:それと、パパと子どもの過ごす時間がとても少ないので、関係が希薄になるんじゃないかと心配されている方も多いようですが、そんな心配はいらないと思います。 その理由は…次回に続きます。