市川海老蔵さんが記者会見(全文)五輪・パラ期間中に海外客向け公演を企画中
海外の観客増に向け、どのような出し物を考えているか
HKW:ありがとう。晴子、渡辺、HKW。日本語でやります。3つポイントがあります。まず海老蔵さんと息子さん、今回、松竹のほうの話がついて同時襲名される、おめでとうございます。 市川:どうもありがとうございます。 HKW:で、ニュースですが、PressClubから来年5月に総見にまいります。松竹のトップにも話を通しておりますので席は取れると思いますが、今のところ50席ですが、この様子を見てますともっと増えるんじゃないかと思いますが、その節はよろしくお願いします。 複数:(笑)。 HKW:2つ目のポイントですが。 市川:1つ目はポイントだったんですか、今の。 複数:(笑)。 HKW:3つやります、3つ。それからですね。 市川:意見のように。 HKW:短くやりますから安心してください。2020年ということで、ずいぶん外国からのお客さんも増えると思いますよね。それで、出し物を考えてらっしゃると思いますが、海外からの観客が増えるということも考えまして、どういう出し物を、今、考えられているかということです。 それから、これ、私の個人的な質問なんですが、團十郎さんにならわれましても、玉三郎とやられたような『高野聖』のような演目を上演されることは可能ですかどうか。よろしくお願いします。 市川:渡辺さま、50名の方を襲名披露に連れて来てくださること、また松竹のトップの方と話をつけて、わざわざ来てくださること、誠に深く感謝いたします。ありがとうございます。 演目でございますが、2020年というのは皆さまご承知のとおり、東京オリンピック・パラリンピックの年でもございます。そのオリンピック・パラリンピックは7月の下旬から始まるわけでございまして、ご指摘のように、海外のお客さまが多く日本に訪れると。その中でどういうことを考えておられるかという質問でございますが、5月、6月というものは基本的に市川團十郎という大きな名跡でございますので、市川團十郎家に伝わる演目が主になるというふうな、今のところ、構成になっているという、まだ話し合いの段階でございます。 7月に入りますと、やはり少し海外の方々が多くなってくるであろうというようなことを見越した上で、そういう、少し、演目も変わる可能性が出てくるという可能性があるというところまでしかお話しできません。 そして、実際、問題なのは、7月の24日辺りに始まるわけでございますが、そのあとの公演のほうが問題でございますので、オリンピック・パラリンピックの期間中にどういったことをするかということは、やはり海外のお客さまがお楽しみいただけるような公演を、今、企画させていただいております。 そして、團十郎というものを襲名したあとに坂東玉三郎さんとご一緒にやったような『高野聖』のような演目はするのかということでございますが、要は、泉鏡花という作品のことをおっしゃっているのか、それとも比較的、現代劇に近い歌舞伎ということに対してか、私は分かりませんけれども、基本的には泉鏡花というものの作品で私ができるものがあれば挑戦させていただきたいと思いますし、『高野聖』に限らず、玉三郎のお兄さまと新しいものに挑戦しようということがございましたらば、ぜひ挑戦したいですし、そういったものは、やはり海外の方のところでも演じてみたいなと。名前が変わろうと変わるまいと、役者でございますので、そこはあまり変わらないでいきたいなと思っています。