【プレミアプレーオフ】高川学園は無念の敗退もプレミアPOを選手権への糧に 青森山田と初戦で激突
高円宮杯U-18サッカーリーグ2024プレミアリーグプレーオフ(参入戦)の1回戦が12月6日に開催され、プレミアプレーオフ初挑戦となった高川学園(山口)は激闘の末、ガンバ大阪ユース(大阪)に1-2で敗れ涙を呑んだ。 【フォトギャラリー】ガンバ大阪ユース vs 高川学園 試合後、高川学園の江本孝監督は「予想以上に頑張れたと思います。相手は格上でしたが、少し苦しめた場面もあったと思います」と試合を振り返り、選手たちの健闘を讃えた。 試合序盤、高川学園は前線からの激しい守備と運動量でガンバ大阪ユースを圧倒。1点リードされた後も強度を落とさず、さらにアグレッシブに攻め続けた。後半にはセットプレーから同点に追いつき、さらにゴール前で決定的なチャンスを迎えたが、再度ゴールを奪うことはできなかった。 「最後に仕留める部分で差を感じました」とは江本監督。ガンバ大阪ユースの町中大輔監督は「強かったです。相手はタフでした。球際もロングボールもゴールに直結する形で、非常に良いチームでした」と高川学園のプレーを称えた。 指揮官は「ガンバ相手にこのような試合ができたことは自信になり、自分たちもこれだけやれるという感触を得たと思います。1年間を通じて、どんなシステムにも対応できる選手になってきました」と、選手たちの成長を強調し、「守備の部分ではまだ強度上げられるんじゃないかなと思った所はあったので、そこを選手権に向けて鍛えたい」と意欲を示した。 12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権に出場する高川学園は初戦となる2回戦で青森山田との対戦が決定している。江本監督は「今日の想いも込めて、どんどん前に出てチャレンジしていきたいです。何かを起こしてやろうと思っています!」と意気込み、初めて臨んだプレミアプレーオフを選手権への糧にする考えだ。高川学園が冬の選手権の舞台でどんな戦いを披露するのか、今から楽しみでならない。 (文・写真=古部亮)