〔東京株式〕下げ渋り=押し目買いが支え(11日後場寄り付き)
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比191円40銭安の3万9176円18銭で始まった。前場の終値に比べ下落幅を縮小し、下げ渋る展開となっている。半導体関連の一角に押し目買いが入っているようだ。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比254円78銭安の3万9112円80銭と軟調。東証株価指数(TOPIX)も6.57ポイント安の2734.84と下落した。値がさの半導体関連株が売られたが金融株への買いが下値を支え、下げ幅は限定的だった。 59%の銘柄が値下がりし、値上がりは37%。出来高は7億7155万株。売買代金は1兆7596億円。 業種別株価指数(33業種)は医薬品、非鉄金属、輸送用機器などが下落。上昇は保険業、その他製品、金属製品など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は弱含み。出来高は2億3525万株。 【グロース】グロースCore、グロース250はともに下落。 (10時30分)日経平均株価はマイナス圏で推移している。中国当局が独占禁止法違反の疑いで米半導体大手エヌビディアに対する調査を開始したと発表したのを受けて、10日の米国市場ではエヌビディア株が下落。このため東京市場でもアドバンテス <6857> など半導体関連が売られ指数を押し下げている。市場関係者は「半導体の値下がりははっきりしているが、きょうは材料なく閑散」(大手証券)といい、プライム市場では売買代金も伸び悩んでいる。 (寄り付き)日経平均株価の始値は前日比9円81銭安の3万9357円77銭で始まった。前日の米国市場で主要株価指数がそろって小幅に下落した流れを引き継ぎ、売りがやや優勢となっている。