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【特集】「専門医無し」「仕切りはついたてだけ」“恐怖感持ちながら”コロナ患者受け入れる公立病院の懸命対応

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MBSニュース

新型コロナウイルス感染者の受け入れを始めた兵庫県内の“ある公立病院”。感染症指定病院ではないため、専門医もおらず十分な設備もない中、懸命に対応を続ける現場の苦悩を取材しました。

新型コロナ患者受け入れた兵庫県内の公立病院

「かなり厳しい状況に特定の病院がなりつつある。医療破壊につながりかねない。」(兵庫県・井戸敏三知事 3月24日) 新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた3月、兵庫県内の“ある公立病院”は、急遽、県から新型コロナ患者の受け入れを求められました。 「突然、県の方から『コロナ感染症の患者を受け入れなさい』という要請がありまして、3月26日からそういう病棟をオープンすることにしました。」(兵庫県内の公立病院の副院長)

元々、新型コロナウイルス患者の受け入れは、専門の医師や設備を備えた「感染症指定医療機関」に限られていて、兵庫県には9つありました。しかし、十分な病床を確保できないため、県は“感染症の専門でない病院”にも患者の受け入れを要請し、県内で41の病院がこれに応じました。 当初、ほとんどの職員が新型コロナウイルスの患者受け入れに反発していたと、取材した公立病院の副院長は言います。 「私もそうなんですけど、とても強い…できるかどうか…ダメなんじゃないかという意見が大半でした。設備が全くありませんので。」(副院長)

『グリーン』と『レッド』を“ついたて”で分ける病棟

取材した公立病院では、患者受け入れを始めて1か月余り、模索する日々だったといいます。感染症病棟がないため、新型コロナの患者を入院させるために、まず消化器内科などに使われていた1フロアを『新型コロナウイルス専用』としました。そして、患者が通る「レッドゾーン」と、ウイルスに汚染されていない「グリーンゾーン」に分けました。 「スタッフルーム、それからナースステーションに入るまでは『グリーンゾーン』で、患者さんのエリアが『レッドゾーン』になるんですけど、患者さんが入院される経路はエレベーターから入ってこられるので、そちらの経路が『レッドゾーン』になっております。」(副院長)

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