夜も昼もダメなら補償を! 西村大臣の「昼間も含め外出自粛を」発言に飲食店が怒りの声
夜もダメだが昼もダメ。ならば飲食店にどうしろと言うのか。 政府の緊急事態宣言発令で午後8時以降の営業自粛を余儀なくされている飲食店から怒りの声が出ている。きっかけは12日の西村経済再生担当相の発言だ。 菅首相 官房長官時代に使った機密費「86億8000万円」の衝撃…1日平均307万円を領収書なしで 西村大臣はこの日の会見で、緊急事態宣言以降も繁華街などでの人出が減らない状況に対し、「昼間も含めて外出自粛をお願いしている。不要不急の外出はできるだけ控えていただきたい」とあらためて要望した上で、「昼食・ランチは皆と一緒に食べてもリスクが低いわけではない」と指摘したのだ。この発言について、ネット上では飲食店関係者からとみられる投稿が続出。 <夜の営業が難しいから、ランチに力を入れ始めたのに……> <ランチだってリスクがあることは国民も十分、分かっている。夜も昼もダメだというなら、きっちりと休業要請して補償してほしい> <ついこの間まで、菅総理大臣は毎日、複数の人と朝も昼も晩も外食していたのは何だったのか> どの投稿も今の飲食店の切実な状況がうかがえる。そもそも西村大臣は今になって、ランチ(会食)について「リスクが低いわけではない」などと言っているが、その会食を「Go To イート」と称して国民に政策として推奨したのは政府ではないか。その方針を突然、ひっくり返すのだから支離滅裂。国民もどう対応していいのか分からないのも当然だろう。 グーグルの新型コロナウイルスの新規感染者数予測によると、2月5日には1日当たりの新規感染者数が1万人を突破するとみられているが、今の政府の姿勢ではそれ以上になるかもしれない。