「ひらパー兄さん」に“岡田准一効果”ガッツリ出た!!
具体的な数字を挙げると、メモリアルイヤーだった平成24年度の来場者数は94万人。平成25年度(2013年3月~2014年2月)は、前年に多くの企画を投入したため、岡田の就任以外は目立った企画はほとんどない“ヒラ営業”の年となったが、それでも100周年を上回る95万人が来場した。 ジャニーズに精通する芸能リポーターの駒井千佳子さんによると「関西以外の土地で行われる『V6』の公演でも、岡田くんは『ひらパー兄さんで、おま!!』とステージ上からあいさつをするんです。しかも、ノリノリで。それまでひらかたパークの存在を知らなかった地方のファンも、そのセリフが出ると盛り上がりますし、ひらかたパークの知名度は一気に全国区になったはずです」。 岡田のPR活動が功を奏した形だが、単に来場者数が増えただけではなく、さらなる経済効果ももたらしている。これまで、ひらかたパークは地元・関西の来場者が中心だったが、岡田の就任以来、関東や九州など遠方からの来場者が急増した。遠方からの来場者は「せっかく来たんだから、パーッといこう」と惜しみなく金を使うケースが多い。その結果、客単価がグッと上がったという。 「CMで岡田さんに着ていただいた“枚方”と文字が入ったパーカーがあったんですが、ひらパーグッズとして園内でも販売しようとなったものの、どこまで売れるのか、正直、そこまで大きな期待はしていなかった。それが、販売開始とともにすぐ完売。さらに、全国各地から『●月●日に行くので、取り置きをお願いできますか?』といった問い合わせも殺到した。関西以外の方にはひらパーという存在自体が目新しいのか、これほど園のグッズが売れるとは思ってもみませんでした」(前出担当者)。 また、いい流れは続き、「永遠の0」のポスターデザインをモチーフにした、映画とのコラボポスター(「永遠の0」に対し、「たいくつな時間0」と表現)も、映画のヒットにともない大きな話題となった。