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「幻の橋」足もとすっきり美しい立ち姿 秋になっても湖の水量増えず 崩落相次ぎ見納め近い?

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STVニュース北海道

季節による湖の水量の増減で姿を消したり現したりすることから「幻の橋」と呼ばれるタウシュベツ川橋梁。北海道・上士幌町のダム湖・糠平湖にかかる。今年は9月になっても例年になく水量が少ない状態が続いている。15年間に渡って湖に通い続けているカメラマン・岩崎量示氏によると、湖底の切り株が露出し橋のたもとの植物も緑色に映えるなど、過去10年では見られない景色が広がっているという。

「少雪少雨で橋脚まで露出」

糠平湖は例年4月頃から雪解け水などで水位が上がり始める。2018年は9月になると完全に橋が水没。雨量が少なかった2019年でも半分ほど水中に隠れていた。昨冬の少雪と今夏の少雨が今年、湖の水量が少ない主な要因と見られる。

「かつては鉄路支える 水位によって見え隠れ」

タウシュベツ川橋梁は長さ130メートル・高さ10メートルのコンクリート製のアーチ橋。1937年に国鉄・士幌線開通の際に当時の川に架けられた。その後糠平湖が建設され、水没することになったため線路は移設。アーチ橋だけが今も残されている。水位によって見え隠れする姿が幻の橋と呼ばれるようになった。

「SNS映え 全国から注目」

北海道遺産の登録やJRのポスター採用をきっかけに人気にに火がつき、最近ではSNS映えすると全国から観光客やカメラマンが多く訪れている。

「人気の見学ツアー コロナ禍で人数制限」

タウシュベツ川橋梁へ続く林道は一般の通行が規制されているが、現地のNPO・ひがし大雪自然ガイドセンターが見学ツアーを実施している。今年はコロナ禍で参加人数を減らしているが、全国から問い合わせも多く一部を断らざるを得ないほど人気は高いという。

「進む風化と老朽化 幻の橋 近づく見納め」

橋は冬場の凍結や風化で老朽化が進み、3年前と今年4月に相次いで崩落。カメラマンの岩崎さんは形が残ったままのタウシュベツ川橋梁は見納めが近づいていると話している。

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