【アメフト】オービック7年ぶり王座奪還、富士通の5連覇を阻止 ジャパンX ボウル
アメリカンフットボールのXリーグ王者を決める「第34回日本社会人選手権・ジャパンXボウル」が12月15日、東京ドームで行われ、8年連続12回目の出場の富士通フロンティアーズ(Aブロック1位)と4年ぶり11回目の出場のオービックシーガルズ(Bブロック1位)が対戦、オービックが富士通を破って最多更新となる9回目の王者に輝いた。オービックの優勝は2013年以来7年ぶり。富士通は史上初の5連覇を目差したが力及ばなかった。 オービックは、来年1月3日の日本選手権・ライスボウルで、学生王者の関西学院大学ファイターズと、日本一をかけて対戦する。 ジャパンXボウル【オービック vs 富士通】第1クオーター、オービックDBブロンソンが富士通QBバードソンのパスをインターセプト=撮影:佐藤誠
第34回日本社会人選手権・ジャパンXボウル(2020年12月15日、東京ドーム) オービックシーガルズ○13-7●富士通フロンティアーズ
試合のMVPにはオービックのRB李卓が選ばれた。李卓はラン21回111ヤード、2TDを挙げる活躍だった。MIPには富士通のWR松井理己が選ばれた。 <試合経過> 第1クオーター、先制したのはオービック。富士通QBマイケルバードソンのパスをオービックDBブロンソン・ビーティ―がインターセプトして攻撃権を奪うと、QBジミー・ロックレイがWR西村有斗へのロングパスでゴール前に攻め込み、RB李卓がエンドゾーンに走り込んだ。 第2クオーター、オービックは李卓がこの日2本目のタッチダウン(TD)を決めたが、エクストラポイントは失敗し、13-0となった。追う富士通は同10分、WR松井がエンドゾーン奥でバードソンからの高いパスをキャッチしてTD、7-13として後半へ折り返した。 第3クオーター、オービックは李卓のランで攻め込んでフィールドゴールのチャンスを得るが、失敗。 第4クオーター、富士通は、7分にゴール前1ヤード、試合終了間際にはゴール前6ヤードと攻め込むが、いずれもオービックデイフェンスがTDを阻止。オービックがかろうじて逃げ切り、宿敵・富士通を倒した。
アメリカンフットボール・マガジン編集部