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新型コロナウイルス、致死率が高い「基礎疾患」リスト

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SmartFLASH

 中国・武漢の肺炎が、新型コロナウイルスによるものと特定されて以来、約3カ月でウイルスは181カ国に拡大し、感染者数はついに130万人を突破。死者数は7万人を超えた(4月7日時点)。  その間におこなわれた、さまざまな調査・研究の結果から、ウイルスの正体が、わずかながら判明しつつある。飛沫感染、接触感染するウイルスであり、感染者の約80%は軽症で、なかには無症状の人もいることなどだ。

 一方で、重症化リスクが高いのは、高齢者や基礎疾患、つまり持病がある人。冒頭のグラフで示したとおり、基礎疾患の有無で、死亡率は異なるのだ。

 冒頭の「基礎疾患別死亡率」グラフと、上の「年齢別死亡率」グラフは、ともに中国の新型コロナウイルス患者約4万5000人のデータをもとに作成されたもの。年齢別で見れば、60歳を超えると死亡率が急伸。80歳以上では、なんと死亡率は14.8%にもなり、高齢リスクが数字に表われている。  また、基礎疾患別に見ると、持病がない人の死亡率は0.9%なのに対し、心血管疾患(心臓病や動脈硬化など血管の疾患)のある人の死亡率は10%を超える。全年齢の平均死亡率が2.3%(2月24日時点)であることと比較しても、持病がある人の死亡リスクが、突出して高いことがわかるだろう。  WHO(世界保健機関)やCDC(米疾病予防管理センター)などが出した調査報告をもとに、本誌ではほかにもグラフを作成した。

 死亡率のほか、重症化リスク(入院・ICU治療)にも基礎疾患が関わっていることが示された。一方、意外な発見も。肝疾患は、今回紹介したデータ内では、重症化、死亡リスク上位に登場しなかった。

 医療ジャーナリストの村上和巳氏はこう語る。 「基礎疾患がある人のリスクが高いのは、新型コロナウイルスに限った話ではなく、インフルエンザなどウイルス性感染症に共通しています」  しかし、呼吸器系疾患が持病にある人のリスクの高さには、注目しているという。 「インフルエンザなどと比べると、呼吸器系の持病がある人の重症化、死亡率が高い印象があります。新型コロナウイルスは、『症状が数時間のうちに急激に悪化する』という例が多く報告されています。  これが、このウイルスの特徴でもあり、呼吸器系の持病がある人が高リスクであることと、関連していると考えられます」  未知のウイルスと人類の戦いは道半ばだが、感染防止の道筋は見えつつある。自分や家族、知人が高リスクとわかっていれば、より慎重に行動すべきだろう。 (週刊FLASH 2020年4月21日号)

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