旧日本海軍の呂500潜水艦を発見(全文1)若狭湾水深88mの海底に沈んでいた
調査の方法
で、われわれはそこでマルチビームソナーを使って海底を調べた。これはマルチビームソナーなんですが、ビームをこうたくさん出して、面的、線で調べます。そうするとこう進んで行った、ある面積が調べられるわけですけれども、広い若狭湾だと4日や5日では全部調べきれないっていうのである程度絞り込まなきゃいけない。で、これはどれだけ大変なことなのかっていうことなんですけれども、しかしわれわれの【こういう道具 00:16:49】になってます。で、40年前に深田サルベージさんがやっていたのが、シングルビームで1本の点だけを調べていました。それをずっと点を調べて、それでなんとか伊の121と呂の68を見つけたというふうにおっしゃってます。で、それのベースはやっぱり漁業者からいろいろ聞いていて、この辺りに魚がたくさんいるから、根になっているんだと。で、それは潜水艦ではないかという情報で、かなりきちんと調べたようです。でも何週間もかかって調べています。 で、われわれはこれで艦影を見つけると、ちょっとそこ消せますか。これがマルチビームで見た絵ですね。で、そこにこのROV、これは、いであさんのSeaROVERっていうものなんですけども、ここにテレビカメラとソナーがついてて、これがそこの周りをロボットが動いたシーンです。で、ここにブリッジがありますね。艦橋といって、こっちがへさきの突端です。これが非常に重要なんですが、こうやってROVを展開していって、それでこの艦は呂の500であるということを確認するわけです。 で、それはこの船で、これは越前の小型底曳の組合の組合長である川崎さんが乗ってる大黒丸っていう船なんですけども、20トン弱ですが、そこにいろいろ装置とかロボットを積み込んで、18日に出発しました。 で、それは、まずこれが大黒丸ですが、そこにこのNICTさんは、情報通信研究機構なんですけども、そこの小型アンテナを借りてこれに載っけました。で、去年やってたときも同じくこれを載っけたんですけども、で、これで高速通信を、きずなを通して鹿島の宇宙センターに配信をして、それでドワンゴさんのニコニコ生放送で、リアルタイムで放送しました。 【連載】旧日本海軍の呂500潜水艦を発見 調査チームが会見 全文2へ続く