悪玉コレステロールの抑制も? ターメリックに秘められた10の効能
何千年も前からその効能が知られているターメリック。「インスタグラム」や「ピンタレスト」でゴールデンミルク(ターメリックラテ)が話題になり、欧米でも人気のスパイスだ。そんな人気のスパイスについて、探ってみよう。
そもそもターメリックって?
「近年注目を集めているターメリックですが、ターメリックの根は漢方やアーユルヴェーダ医学で数千年に及び、炎症と闘ったり、健全な消化を助けるために使用されてきました」と語るのは、登録栄養士で『ヒーリング・スーパーフーズ・フォー・アンチエイジング』の著者である、カレン・アンセルさん。 インドやアジアのそのほかの地域で栽培されているターメリックは、カレー粉の主成分。スパイスやサプリで販売されることが多く、スパイスとしては、カレーや炒め物だけでなく、スムージーに使用されることもあるそう。 「鮮やかな色の食品には、何かしらの効能をもつ植物性化合物が含まれています」と、登録栄養士で『ザ・スーパーフード・スワップ』の著者であるドーン・ジャクソン・ブラトナーさんは語る。 彼女いわく、ターメリックの主成分の1つであるクルクミンは、炎症と闘うのに役立つと考えられているという。「口の中の歯肉炎から心臓病に至るまで、基本的にすべての病気は炎症から始まります。1日1杯のターメリックを摂取することは体にいいと言えるでしょう」とコメント。
毎日どのくらいのターメリックを摂取すべき?
サプリでターメリックを摂る際の適切な摂取量って? 実は今のところ明確な答えはないそうで、より多くの研究が必要なのだとか。さらに何を治療したいか、またかかりつけの医者が何をすすめるかによって、その量は変わるという。 これから紹介する多くの研究では、1日1,2回、500mgを推奨している。
ターメリックを摂ることによる副作用は?
深刻な副作用を起こす危険性はなさそうなターメリックだけど、多く摂りすぎると軽い胃の痛み(吐き気、下痢、不調など)を引き起こす恐れがあるという。またそのほかの治療の妨げになるかもしれないので、自然療法をよく知るかかりつけの医者に相談するのがベストだそう。 では、健康増進のために、ターメリックやクルクミンのサプリを摂るのは大丈夫? 世の中には誤った情報がたくさん飛び交っているので、今回は科学的に裏付けされたターメリックとクルクミンの効能を10つご紹介。