【オリックス】福田周平がレギュラー奪回へ決意の背番1返上 初代1番の福良GMに申し入れ来季は65
オリックス・福田周平外野手(32)が、背番号1の返上を球団に申し入れたことが23日、分かった。21年オフに、4からの変更を志願。規定打席に到達しなかったここ2年の低迷を受け止め、「今の僕にはふさわしくない」とレギュラー奪回へに懸ける決意を形で示した。新背番号は65となる予定だ。 真っすぐな性格を表すような行動だ。昨年の36試合から今季は69試合に出場を増やしたとはいえ、打率2割3分2厘は不本意。中堅の定位置も失った。22年から3年間つけた1は福良GM(88~97年)から継承。フロントとして希望をかなえてくれた相手でもあり、この日、大阪・舞洲の球団施設で面談して意思を直接伝えたとみられる。 背番号は活躍によって軽くなるのが通例だが、福田のようなケースは珍しい。最近では19年オフにソフトバンク・川島(現オリックス1軍打撃コーチ)の背番号が4から99に変更されたケースがあるが、ヤクルト時代の同僚だったバレンティンが加入するにあたり、助っ人が愛着を持つ番号を譲る背景があった。 21、22年は主に1番打者でリーグ連覇に貢献。球団側も福田の思いを尊重し、来季の背番号1は「預かり」とする方針だ。全力プレーを信条とし、オリメン投票トップ10の常連でもある人気選手。復活への気構えは、半端ではない。 〇…岸田監督が大阪・舞洲の球団施設を訪れ、西川が22日の契約交渉で京セラDのホームランテラス席設置を要望したことについて私見を述べた。「簡単には言えない。勝率や得点、防御率にどう関わるのか。一度ちゃんとした数字を出さないと分からない」と、慎重な姿勢。他のイベントとの兼ね合いで即改修とはなりそうもないが、エースの宮城は「もし(テラスが)できたとしても『ビジター球場の感覚が増えた』という意識。より一層、自分の投球をしていけばいいと思います」と柔軟だった。
報知新聞社