ネットの宿泊仲介サービスで議論 自宅に旅行客を泊めてはダメなのか?
いずれにしても、ネット上の宿泊仲介サービスは、IT技術が可能にした優れたシステムで、いわば草の根の国際交流を可能にするものです。4年後に東京オリンピックを控え、観光立国を目指している我が国で、このシステムが利用できない(=違法)ということでよいのか、議論が必要です。また、この問題に関する行政上の公的な見解(ガイドライン等)を作ることも検討してよいでしょう。 ------------------- 飛田博(とびた・ひろし) 弁護士。大手法律事務所から独立して現在はウイズダム法律事務所所属。主に企業法務、事業再生、不動産取引を専門分野としているが、ITをめぐる法律分野にも詳しい。著書(いずれも共著)に『中小企業経営に役立つ判例30選』 『倒産法の実務ガイドブック』などがある。