大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文1)ホテル内に抗体カクテルセンター設置
自宅療養者に抗体カクテルを打てるようにする
自宅療養においてお亡くなりになるとか、急激に悪化するとか、そういったことをできるだけ1人でも防ぎたいという意味で、自宅療養の皆さんに対して抗体カクテルが打てるようにするということです。往診ということはまだ実現できてませんが、外来でやるということは実現できましたので、ここについて実際にやっていくということになります。 どういうスキームかというところですけれども、3つのルートです。まず1つ目は検査ですね。診察、検査、いろんなところで検査を受けられてます、いろんな検査機関、クリニック、合計、今1600の病院、クリニック等で、コロナの検査をしてくれています、陽性かどうかの。陽性かどうか判明する、その検査機関で検査したときに陽性と判明された場合に、抗体カクテル対象の方についてはこの受診の案内をいたします。本人さんがそれを受けたいということであれば、本人さんから、あるいは本人の家族から診療の予約をしてもらいます。どこの病院が最初かっていうのはクリニックとか病院からお伝えをさせていただきます。一般に公開はいたしません。誰でも自由にどんどん行ってできるというものにするとぐちゃぐちゃになりますから、それは事業も成り立ちませんので。というかそもそもコロナの受け入れ病院がどこかというのは全国的に公表してないので、その公表はありませんが。このお医者さん、クリニックは当然分かってますから、自分のところの近くでの抗体カクテルやってる医療機関はどこだというのは当然知っていますので、ここでやっていますからどうぞっていうことの案内をしていただきます。 併せて、これは医師会も中心に協力していただいています。オンライン診療で、もうオンラインの先生が紹介をするということもやっていきます。で、オンラインのお医者さんにもその抗体カクテルができる医療機関についてお伝えをいたします。
本人が訴える症状と実際の進行度合いが一致しない場合も
もう1つ、保健所です。これは本人から申し出があって、保健所から、これは適応だということであれば対象者に案内することもあります。これについては自宅療養している本人、あるいは家族から診療の予約をお願いしたいと思います。全てを保健所を通じてると、もう保健所の業務も非常に逼迫していますので、そこがボトルネックになる可能性がありますから、もうここの抗体カクテルの外来については保健所を必ず通すというシステムは取りません。その代わり本人、あるいは家族さんからの予約をお願いしたいと思います。場所については保健所、オンライン診療検査機関、病院とかクリニック、そこから先を教えてもらうという形で進めていきます。 その対象患者の方ですけれども、ここについてはやはりご本人に、あるいはご家族等で車で、マイカーであったり、行けるという方が対象になります。公共交通機関は使って移動はしたら今駄目ということになってますので、そこはお願いしたいと思います。この陽性者の方の足の確保については、移動のほうの確保については、ちょっとまたあとで、1つ事業者募集をやりますので、またあとで説明させてもらいます。今、検査機関とかそういったところにもご自身で行かれたりしてるとは思いますけども、この診療についてもタクシーを何か保健所が手配すると、そういうスキームではなくて、本人が行っていただくという形になります。 もちろんこれは抗体カクテルだけじゃなくて、外来ですから。そもそも外来を始めたきっかけというのは抗体カクテルを見越して僕がやり始めたっていうのが当然あるんですが、加えて自宅療養者の方ってどれだけ重たいかっていうのは実はなかなか、特に呼吸器系は分かりにくくて、本人の訴える症状と実際の進行度合いがなかなか一致してない場合も実はあります。というのはCT撮れませんので。だからCTなんかを撮って、お医者さんが専門的に診断できるように、これは自宅療養者もするべきだ、そういったことができるだけ広がってきたら、自宅でお亡くなりになるとか、そういったことも少しでも少なくなるんじゃないかということで外来を始めたという経緯もあります。いろんな、医療機関として診察をしていただくということになります。 いろいろな条件があります。まずこの医療機関というのは、コロナの患者さんを受け入れてる医療機関であることだとか、あるいは投与後24時間電話対応が可能な病院であるとか、あるいはもし実施後、容体が悪くなったときは対応してもらえるとか、あるいは副反応が出た場合に法律に基づいて報告を行う医師が明確化されてると、幾つか条件があります。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見8月25日 全文2に続く