大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文1)ホテル内に抗体カクテルセンター設置
ホテルで抗体カクテルを投与し、重症化を防ぐ
あるいは病院で入院して、抗体カクテルは大阪府ではどんどん積極的にもうすでにやってますので、そっち側でやるということになります。ここは比較的、さらにリスクがそこまで高くない方を想定しています。50歳以上であったり、肥満型の方であったり、あとはもちろん症状があるということで、発症7日以内という方を集中的にホテルで抗体カクテルを投与し、そして重症化を防ぐということをやっていきたいと思います。 ここでお医者さんが常駐しますから問診をし、約1時間の点滴をし、そして1時間、経過観察した上で、経過観察後は同じ棟ですけども、ホテルの自室に戻っていただいて、24時間は宿泊療養施設としての経過観察をして、看護師さんに経過観察をしてもらうというスキームで進めていく。そしてその後、軽快すれば退所ということになります。 具体的な抗体カクテルセンターのイメージです。まず抗体カクテル投与施設、センターのスタッフですけども、お医者さん1名、看護師さん2名から4名、薬剤師さん1名、その他の職員、事務とか清掃、そういったチームをつくりましたので、運用が開始になります。このチームの下で、まず診察スペースで問診をいたします。そしてそれぞれ点滴ブースを設けています。これは点滴ブース、リクライニングチェアがあるような状況ですけれども、それぞれちょっと簡単な仕切りを置きながら、この点滴ブースを設置していますので、この点滴ブースで抗体カクテルを投与します。そして1時間程度はそこで経過観察をします。症状が安定してる患者さんについては、もうそのまま宿泊療養の自室に戻っていただくと。宿泊療養施設に、上層階の自分の部屋に戻っていただいたあとは、24時間で、ホテルの看護師さんがもともとホテル療養の方を経過観察してますので、その看護師さんに健康観察をしていただきます。
運用開始時は12人ぐらいでスタート
1日20名程度の患者受け入れを予定していますが、最初、運用開始時は12人ぐらいでスタートしようと思っています。この数についてもどんどん増やしていきたいと思います。最初、駆け出しですので、最初はこの仕組みでなんとか安定的に動かして、安定的に動かせるようであればどんどん増やしていきたいというふうに思っています。 この抗体カクテル、ロナプリーブを積極的にホテル療養の方に使って、そこから重症化する人を防ぐようにしたいと思っています。また、先ほど申し上げましたホテル療養そのもののキャパシティー、これ自体を、今6000室ということでかなりの数を確保しましたが、さらに8400室まで確保するということをなんとか実現させて、これは本当に大変な作業ですけども、実現をさせた上で、そしてできるだけ自宅でではなくて、このホテルで療養もしていただいて、抗体カクテルが受けれるようにすると。あるいはホテルの場合、抗体カクテルの適応じゃない方についてもお医者さんのオンライン診療なんかもありますから、そういったことも含めてしっかりと対応をしていきたい、できる限りの対応をしていきたいというふうに思っています。これが1点目です。 抗体カクテルの外来での投与を開始いたします。これについては本日、厚労大臣がもうすでに意思表明されたと思います。これまで抗体カクテルについては外来では使えないということでしたから、これは外来で使うべきだということは僕自身も申し上げてきましたし、国に対しても要望もしてまいりました。これはもう皆さんご承知のとおりです。それが実現されるということになりました。国において一定の条件の下で外来で使ってもよいと。そして、その方針を厚労大臣が示されました。この間、それが認められるということも見越しながら準備をしてまいりました。準備がほぼ整ってますので、外来での抗体カクテルを開始いたします。 まず中身ですが、まずコロナの外来診療病院をつくってやっていくっていうのはちょっと前にもうすでに記者発表させてもらいました。約50病院ぐらいが手を挙げてくれてますから、50病院ぐらいがコロナの外来病院として大阪府の中で動き出すということになります。その中で準備が整ったところから順次抗体カクテル外来をやっていきます。これは自宅療養者向けです。