大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文1)ホテル内に抗体カクテルセンター設置
自宅療養者は今日にも第4波超え
自宅療養者です。一番多かったとき、第4波、多かったとき1万5000人ですが、今現在、1万4000人です。これについてはもう今日にでも突破するというふうに思ってます。自宅療養者はもう第4波を今日にでも超えると思います。で、その後さらに増え続けると思います。もちろん第4波、1000名ぐらいの陽性の日々が続きましたが、今はもう2000名を超えてますので、2500とか2600とか、そういう状況になってます。東京でいくと4000、5000の単位ですから、まったく第4波と、この波の、数の多さという意味では、やはり圧倒的にデルタ株の感染の拡大力が強いというのが今の現状だと思っています。 病床使用率がどうなっているかということですけれども、まず重症病床ですが、まず全体の重症病床使用率、588床の確保に対しましては33%。日々上昇しています。そして軽症・中等症については2567床の確保病床です。運用病床も2526ですから、ほぼ全て、フル運用をしているという状況です。これ、割合は75%。宿泊療養施設ですけれども分母が5600。で、50%です。ここの分母については、今日新たなホテルが開設ということになりますので、今日から6000室の運用を開始するという形になります。その後、9月上旬から中旬にかけて随時増やしていって8400室まで拡充したいと思ってます。 滞在人口、いわゆる人流といわれているものですが、これが大きく下がれば陽性者も下がるという傾向、この相関関係があるのは明らかです。これはもう国の専門家もみんな言っているところですが。都心部における人流を見ますと、やはり緊急事態宣言で少し減ってはいますが、前回の春の緊急事態宣言ほどは、これ春のときですけど、そこまで減ってないということです。平均で見ましても79%。
大きく減っている現状ではないのが実態
これは梅田ですが、だいたい平均で80%。夜間は70%ぐらいですね。で、昼間は82%。これはいつと比較してかっていうのは、3月のいわゆるまん延防止も緊急事態宣言も何もしていなかった、あの時期を100%と見たときどれだけ減ってますかというので、このグラフは構成をしています。それを見ますと、3回目の緊急事態宣言のときは50%ぐらい減りました。夜間は60%ぐらい減りましたが、現在の緊急事態宣言ではだいたい20%。夜間で30%ぐらいという状況です。次は難波ですけど、だいたいほぼ傾向は同じです。今回の緊急事態宣言、やはり、まったく効果ないというわけでは全然なくて、まん延防止のときよりは10ポイント以上は減っていますが、ただ、大きく減ってる現状ではないというのが今の実態です。 次から対策についてです。まず1つ目ですけども、ホテル療養において、ホテル抗体カクテルセンターを設置いたします。26日木曜日から運用を開始いたします。ですので今日、対象者については選定をして、あす、このホテル療養施設、ホテルの中で抗体カクテルを現実に打っていきます。そしてこの抗体カクテル投与施設で、これは臨時の医療施設に位置付けます。つまりこのホテル自体を臨時の医療施設にします、緊急事態宣言期間中は。その上でそのまま、低層フロアでこのカクテルセンターをつくりますので、このカクテルセンターで投与をした上で、上層階が宿泊療養施設になりますから、そこに入っていただくというスキームで進めていきます。 将来的にはホテル全体で往診チームをつくって、ここをある意味拠点にするか、やり方はいろいろあると思うんですが、往診チームをつくって、ホテル全体を医療施設とし、今、ホテルは21棟ありますけど、ホテル全体を医療施設とし、そして往診チームがカクテルを、抗体カクテル、ロナプリーブを投与していく。そういったことも視野に入れて、まずはこの拠点ホテルを設置していきたいと思っています。そしてそのホテルで、あすから現実に抗体カクテル療法を実施していきます。 まず対象ですけど、保健所で対象者を選定します。これはもともとやっぱりホテル療養対象の人です。発症後7日までに投与できたり、50歳以上の方であったり、あるいは肥満の数値が高い方だったり、そういった方を基本的には対象、抗体カクテルの対象は基本的にそういう方プラス、あとは基礎疾患ある人とかですけども、そういった方に、ちなみに基礎疾患ある方は、これはもうちょっと病院で診たほうがいいというような方については、病院で今、短期入院型もやってますから。