大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文1)ホテル内に抗体カクテルセンター設置
大阪府の吉村洋文知事は25日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「宿泊療養施設や外来での抗体カクテル療法を開始」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月25日)」に対応しております。 【動画】「宿泊療養施設や外来での抗体カクテル療法を開始」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月25日) ◇ ◇
重症化を防ぐことが非常に重要
司会:お待たせしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事のほうからお願いいたします。 吉村:現在の大阪の感染状況ですが、非常に厳しい状況にあります。感染については日々拡大しているというような状況です。とりわけお盆の休みを越えてから、お盆で大きく人が動いたということもあると思いますが、感染が増えているという状況です。また、それに合わせて病床も非常に逼迫しつつあるというのが今の現状です。この間、さまざまな医療体制の強化というのを発表させて、また、実行もしてまいりました。今日、またこれについてさらなる追加策を発表させてもらいたいと思います。 中身としては、やはり重症化をできるだけ防ぐということが非常に重要だと思っています。最後、命を守れるかどうかのとりでの重症病床、これを大きく確保するというのは第5波の前にもう全力を尽くしてやってきました。今、580床以上の重症病床を確保しているという状況ですが、やはり全体の感染者が増えてくると重症者も増えてきます。足りなくなってくると、これは非常にやはり問題になります。なので重症化を防ぐということが非常に重要です。
なかなかピークアウトが見えない
そのため、現在認められている治療法として、幾つかありますが、1つ注目されているのはカクテル療法、ロナプリーブといわれる薬剤ですけれども、これは軽症者用に認められている、今現在認められている唯一の治療法ですが、これは非常に効果も高いということで、これをいろんなところで積極的に使っていこうというのが大阪府の方針です。短期入院をしてからのホテル療養、下りホテル療養のパターン、これはもうすでに発表もさせていただきました。 それからホテルで、今日も発表させてもらいますけれども、ホテルでの、宿泊ホテルの中に医療施設、これを指定して、宿泊ホテルの中にカクテルセンターをつくって、抗体カクテルセンターをつくって、そこでホテルの療養者の皆さんにやっていくということも開始をいたします。また、併せて外来での抗体カクテル療法についても開始をいたします。これについては後ほど詳細に説明をさせてもらいます。 また、宿泊療養施設、この間、4000室から6000室まで目指して、本日6000室まで拡大をいたしました。自宅でお亡くなりになる方を1人でも防ぐと、なんとか宿泊療養を増やしていくと。ここを一生懸命やってきて4000室から6000室までに増やしましたが、さらにあと2400室、8400室まで増やしていきたいと思います。その見込みもつきましたので、今日発表させてもらいます。 ただ医療体制、どれだけ一生懸命頑張っても感染者数がずっと右肩上がりになれば必ず医療資源というのは枯渇をいたします。感染者を少なくする、これは非常に重要ですので、ぜひそこのご協力をお願いしたいと思います。今、緊急事態宣言期間中です。ぜひ感染者を減らすと、ここへのご協力、これをよろしくお願いします。 まず客観的な状況として、大阪の感染状況についてご説明をいたします。これは第4波だったわけですけれども、もう第4波をはるかに超えている第5波の波、これは見てもらったら明らかなとおり、新規感染者数でいくともう明らかに超えています。しかも今、1.5倍ぐらいで、ずっと増え続けているというのが今の現状です。ピークが見えないというのが今の状況だと思っています。 また、全国的に見てもやはり東京、首都圏を中心に非常に多い感染者数にもなっていると。また、なかなかピークアウトが見えないと。もちろん東京と大阪もつながっています。そして大阪、関西圏も大都市圏です。感染は広がりやすい。そしてデルタ株ということで、条件はほぼ一緒です。