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ライゾマティクス真鍋大度とMUTEK竹川潤一が見せる、“アグレッシブなSTAY HOME”

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ギズモード・ジャパン

仕組みと表現における課題。そして、ゲームという先駆者

──いくつかのオンラインフェスやイベントを観ていて、マネタイズの難しさが非常に大きな課題だと感じます。 真鍋:それはまさに一番大きい問題です。ゲームのプラットフォームに乗っかる様な大型のものに比べると、TwitchやYouTubeを使ったオンラインイベントは、コストはそんなにかからないのですが、その分、経済規模としてはすごく小さくなってしまうので、マネタイズについて新しい仕組みを考えないといけないと思っています。 竹川:インターネット上に仮想世界を作るなどのかたちも考えられると思うのですが、それで果たして合っているのか?という視点も常に持ちながらのバランスですよね、そこは。文化的な行政や国際交流的な機関の活動も、新たにオンラインでの経済圏を創っていこうとすれば広がりはあると思います。そこには、やはり、より多くの人が気持ちよく参加できて、心を通わせることができる方法が必要ですよね。 真鍋:その中で、いろんなプラットフォームができてしまうと、それぞれに制作コストがかかるので、どうにか共通化できるといいなとも思います。アーティストとしてどこかのプラットフォームでパフォーマンスするなら、たくさんの人に見てもらえるほうがいいし、制作コストも安く済むのがいいですからね。ゲームから学ぶべきことは、たくさんあると感じています。 竹川:たしかに、ゲームから学ぶところはありますね。 世界観。 ──ゲームといえば、アメリカのラッパーであるトラヴィス・スコットが行った『フォートナイト』内でのパフォーマンスは話題となりましたね。 真鍋:ゲームはユーザー数含めてすでに完成しているし、マネタイズもできているので、だいぶ先に行っていますよね。 自宅環境を整えたい人は、オンラインゲームをやって知見を獲得するのが一番だと思います。Wi-Fiではなく有線で接続するなど、ネット環境整備は長年ゲームで言われてきたことばかりなので。 『ストリートファイターV』のオンライン対戦では、回線が弱い人を足切りする機能がありますが、やっぱり有線接続がベースになりますね。 ──プラットフォームやツールだけでなく、ユーザー環境についてもゲームが大きなベンチマークとなる時代ですね。 真鍋:そうですね。あえて参照するわけじゃないですが、僕はファンとしてゲームを楽しんできたので、「こういうことをやろう」と思いついたときに「そういえばゲームではもうやられていたな」と気づくことが多いですね。なので、今は、新しいことをやるときに「今までゲームでやられていないことはなんだろう?」と頑張って探している感じがあります(笑)。 ──この外出自粛状態に新しく導入した機材はありますか? 真鍋:Blackmagic Designの「UltraStudio 4K Mini」ですね。あとは、イヤフォンやヘッドフォン、そしてマイクをいろいろと試しています。やはり配信やWebミーティング向けの機材が増えている印象で、カメラもいくつか試しています。 ──「今後は、ミーティングや配信における画質や音質が信頼性に繋がる」といった言説も見かけるようになりました。 真鍋:特に、配信の音質はかなり重要になると思いますね。 竹川:「Staying TOKYO」で出てる音は段違いにいいですよね。音圧や空間を感じます。 真鍋:エンコードの設定もありますね。あと最終のミックスでちゃんと最適化しているので、音圧がある感じに聞こえるんだと思います。 ──オンラインミーティングにはどんなツールを使われていますか? 真鍋:会議はTeamsとかZoomが多いです。 自分たちのイベントでは、自社サーバーにJitsiを設置して音をステレオにするなどカスタマイズして使っています。

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