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ライゾマティクス真鍋大度とMUTEK竹川潤一が見せる、“アグレッシブなSTAY HOME”

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ギズモード・ジャパン

「クリエイターを第一に」MUTEKがこの時代に見せる新たな一歩

──真鍋さんの出演も決定している「“MUTEK.SF: NEXUS Experience” Festival」について。まずMUTEKとしては、現在のイベントができない状況についてどのように捉えていますか? 竹川: グローバル会議で感じる象徴的なことは、「アーティスト・エンジニア・クリエイターへの視線のあり方」です。クリエイターがクリエイションを止めない環境を作る。アーティストや作品を、絶対的なものではなく相対的なセンスで聴く、視る。3月上旬の時点で、この方向を意識しながら、MUTEK全体として「フレキシブルに考えていこう」と、年内7ヵ国で開催されるフェスティバルについて、意識を切り替えました。 僕自身は、MUTEKでのアクションを通して、創造性溢れる若いアーティストたちが新しい世界のネットワークを創りたいと感じられるような「インスピレーションの場」をつくりたいと考えています。 また、MUTEK本国であるカナダ・モントリオールでは、2020年9月8日~9月13日まで、フェスティバルとフォーラムIMGのハイブリッドバージョンとして開催することを発表しました。フェスティバル参加者、アーティスト、チームの安全を確保しながら、リアルスペースとバーチャルスペースの両方で開催され、未知の地平を開拓し、世界中の観客にユニークなプログラムを提供していきたいと考えています。 ──そうした状況下でサンフランシスコで行われる、「“MUTEK.SF: NEXUS Experience” Festival」は、どんな内容になりそうでしょうか? 竹川:MUTEKサンフランシスコがキュレーションし、リアルなクラブカルチャーにインスパイアされた、完全なデジタル空間を提供するのが「MUTEK.SF: NEXUS Experience」です。 ライブパフォーマンスステージ、インスタレーションやギャラリースペース、ワークショップ、時差も考慮したギャラリーのような常設展も用意しているので、いつ来ても楽しめて、かつ多様な触れ方ができます。また、「SDCP」と同じような思想として、ネットワーキングできるプライベートルーム/スペースを持っているので、2日間ここにいれば、来場オーディエンスやアーティストと気持ちの通った出会いやネットワークが作れるような時空間を楽しめます。 実験的な側面も多いのですが、currents.fmと協力しあって進めているミュージックプレイリストに関しては、僕自身もプレイリストに対しての見方が変わるきっかけになりました。アクションにつながるボタンや誘導もシンプルでさりげなくて、いかにもファンディング!といったあざとさがなく、聴いてると何かアクションを起こしたくなってしまうので、ぜひトライしてみてほしいですね。 また、医療従事者の方や社会制度に携わる方、寄附機関の皆様への感謝の気持ちはもちろんありますが、MUTEKとしては、世界がよくなることへの第一歩として、皆様からいただくドネーションを100%アーティストに還元することから始めます。「アーティストと一緒に、これからの世の中を見ていく」と、改めて気持ちがひとつになりました。

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