生理が重かったバービーさん 妊活のためにピルをやめたら… パートナーがしてくれたこと
自分がアクションを起こすことも大事
――なかなか重い生理というのを周りの人に理解してもらえなくて、学校や職場で我慢しちゃう人っていっぱいいると思うんですけど、そういう方にぜひアドバイスとかありますか? 言いづらいよね。私はずっと特殊な人間で、芸能界という特殊な世界にいるから分からないんだけど、言えない人の気持ちに立ってみなきゃというのはすごく分かるの。 でも、言いづらい空気のせい、会社のせい、社会のせいにしないで、まず自分がアクションを起こすっていうっていうことも大事だと思います。厳しいようだけど。 ――みんなが勇気を持って言ったら言いやすい社会に変わりますもんね。 最初に生理とかフェムテックとかジェンダーの発信を始めたときに、一緒にやりましょう、戦いましょうという人もいたんだけど、なかには「私は動けません。動きません」という方もいて。 私は「声の大きな誰かに任せる」んじゃなくて、「みんなが少しずつ声を上げたらビッグボイスになるんじゃないかな」と思っているので、みんなで頑張って声を上げていこうって思う。 ――あと、今女性側の話が多かったと思うんですけど、男性側にこうしてほしいということとかってあります? どの視点がいいのかな。生理について? ――パートナーがいらっしゃる方とかで、女性側が伝えるということももちろん大事だと思うんですけど、男性側がバービーさんのパートナーの方みたいに積極的に知ろうとするということとかも大事なのかなって思ったりもするんですけど。 性教育の責任を女性に押し付けないで、学校で教えてほしいという気持ちはあります。でも、実際に経験してみないと分からないことがたくさんあるというのも事実ですよね。 例えば生理とか妊娠の大変さって、身近にいないと分からないことだから。身近な人に興味を持ってほしいなという感じですかね。 実際はただただ知らないだけとか、そういう立場的に思いをはせることができない状況にある人たちだけなんじゃないかなって思いたいですね。 ――最後にお伺いしたいんですけども、今、生理痛とかPMSで悩んでいる方にぜひメッセージをお願いします。 とりあえず婦人科を受診して、って思います。自分で検索して、自分で対策を選び取ってほしい。強い気持ちで頑張ってほしいです。 セクシャルなことを自分から追求するのははしたないという先入観が日本の女性にはあると思うのですが、そんなことは全くないので、自分で行動に移し笑顔の輪を広げていってください。 ――本日はとてもいいお話をたくさんお聞かせいただきまして、ありがとうございました。 (監修:稲葉可奈子 Inaba Clinic 院長) ◇ 〈たかまつなな〉笑下村塾代表取締役。1993年神奈川県横浜市生まれ。時事YouTuberとして、政治や教育現場を中心に取材し、若者に社会問題を分かりやすく伝える。18歳選挙権をきっかけに、株式会社笑下村塾を設立し、出張授業「笑える!政治教育ショー」「笑って学ぶ SDGs」を全国の学校や企業、自治体に届ける。著書に『政治の絵本』(弘文堂)『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』(くもん出版)がある。