田村大臣、宣言解除の基準「1日500人は一つの目安。あくまでも総合的判断」
さきほど田村厚生労働大臣が閣議後の会見を開き、きのう、西村経済再生担当大臣が緊急事態宣言の解除基準について、東京都の1日当たりの新規感染者数が500人を下回ることが目安になるとの認識を示したことについて「もちろんそれだけではなく、これは一つの目安」と話し、「総合的な判断になる」との考えを示した。 【映像】二階氏、緊急宣言「後からは誰でも何とでも言える」 「まず500人という話が出たが、ステージ4の基準が東京では500人という話になると思う。新規感染者数でいうと1日当たり500人を割り込むというのが、人数的には一つの目安になると思う」と話した田村大臣は、その一方で「もちろんそれだけではなく、これは一つの目安。継続して新規感染者が低減していくような傾向かどうかも重要」と述べた。 さらに田村大臣は、きのう行われた諮問委員会の話として「ステージ3のみならず、ステージ2に向かっていろんな不断の努力を続けていかなければならないという話だった。解除したらそれで終わりという話でもないが、解除の目安としては、それが一つ。医療提供体制という意味では、具体的にステージ3の医療提供体制の目安はあるが、それのみならず、低減していくという話になれば、だんだん病床数は余裕が出てくる。感染者の状況と今ある病床の現状を総合的に判断するというのが一つ。そのほかにも陽性率など色々なものがある。これは分科会や諮問会議などでご議論をいただきながら、最終的には解除に向かっての判断になっていく」と続けた。 また「解除の目安の数値を政府内で共有しているのか」と確認された田村大臣は「ステージ4という一つの目安はある。それを割り込むのか、割り込む見込みがあるのか。少なくともステージ3という判断がなされるような基準になっていかなければならない。ステージ3はそれぞれの数値を厳格にどうということではない。それも含めて総合的な判断になる。それも踏まえての解除」と述べた。(ABEMA NEWS)