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【触らないタッチスクリーン?】ジャガー・ランドローバー タッチレス画面の最新技術とは 感染症予防にも効果

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レーダーのように指の動きを探知

タッチスクリーンはマーマイト(イギリスの発酵食品)と共通点がある。愛用するか、毛嫌いするかのどちらかだ。 【写真】Fタイプ、Fペイス、イヴォークPHEV、ディスカバリー・スポーツ【JLRの精鋭モデル】 (97枚) しかし、タッチスクリーンが実際に好まれているかどうかははっきりしていない。登場当時はインストゥルメントパネルをすっきりさせるための良いアイデアのように思えたが、多くのドライバーは「気が散ってしまう」と感じている。 そんな中、アイコンに直接触れる必要性を減らすアイデアが生まれた。ジャガー・ランドローバーの研究グループとケンブリッジ大学が共同で開発した新技術「プレディクティブ・タッチ(予測タッチ)」だ。 このシステムは、指がスクリーンに触れる前に「何をしようとしているのか」を予測し、接触することなく反応するというものだ。 しかし、ドライバーの目的を確実に把握し、誤った選択を回避するにはどうすればよいのだろうか? 乗員がスクリーンに触れようとすると、システムがToF(飛行時間)カメラを使って手の動きを追跡し、スクリーンに対する手の位置を把握する。ToFカメラは、赤外線を投光して手の動きを3Dで追跡していく。 このカメラは単独で使用することも、視覚ベースのシステムと組み合わせて使用することもできる。光が被写体(この場合は手)から跳ね返ってくるまでの時間を計測することで、レーダーのように動きを捉えるのだ。 では、乗員に対するフィードバックはどのように行うのだろうか? ドライバーの注意力を妨げないように、しかし確実に伝える方法は?

ドライバーの注意力散漫に貢献

理論上では、4つのフィードバック方法が挙げられている。ハイライト表示(強調)、サイズの変更、発光や色の変化、そして触覚だ。 スクリーンに触れていないのに触覚とは何事かと思われるだろうが、これは超音波を使って、空中にある指先の感触を作り出すというものだ。 人間のテスターを使った実験も行われている。この実験では、マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した認知的注意散漫の高度なテクノロジーが用いられた。 実験の結果、「アイコンのサイズを大きくする」ことと「光らせる」ことの組み合わせが最良の解決策であることが明らかになった。 このシステムの最大のメリットは、わき見運転などといったドライバーの注意散漫を減らすことだ。 2016年、ジャガー・ランドローバーとケンブリッジ大学は初期の研究に関する学術論文を発表した。さまざまな条件下で20人の参加者から収集したデータによると、「スクリーン上で操作を行う際の作業量、労力、時間を減らすことができる」という。 それから4年が経ち、ボタンやタッチスクリーン、ロボットの音声認識システムとの奇妙な会話以外にも、安全にクルマを運転する方法がついに登場するかもしれない。 最新の実験結果と実走行試験では、タッチスクリーンを使ったドライバーの操作を50%も減らせることが示された。

乗員の健康を守るエアコンも

プレディクティブ・タッチは安全性向上につながるものだが、これ以外にも、エアコンの改善により快適性と乗員の健康につなげる技術も登場している。 ヒュンダイの開発した新システムは、エンジン停止後にエアコンのダクトを乾燥させてカビ臭を防ぐアフターブローを特徴としている。 マルチエアモードでは、複数の通気口から空気を送り出すことで、不快なアイスブラストを回避。ファインダストインジケーターによって車内の有害な超微粒子を捉え、それらを除去する機能を備えている。

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