Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

テニス四大大会を初制覇した黒人女性を知っていますか? 死後16年の今年、アリシア・ギブソンさんの銅像が建立

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
47NEWS

 女子テニスの年間成績上位8人、8組で争われた最終戦「WTAファイナル」が中国の深圳で行われた。シングルス決勝で世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が初制覇。女子テニスはこれでシーズンが終幕した。  大坂なおみの全豪オープン優勝や日本人初の世界ランキング1位、そしてその後の不調など、日本人にとって話題に事欠かなかった今季だったが、全米オープン開幕に合わせて決して忘れてはならない出来事があった。  それは8月26日。全米オープンが行われるニューヨーク市郊外の「ビリー・ジーン・ナショナル・テニスセンター」の一角で石像の除幕式が催された。花こう岩に彫られた女子選手の胸像で台座を見ると、「Althea Gibson」と名前が刻まれている。  アリシア・ギブソン―。彼女は黒人選手としてとして、テニス四大大会を初めて制覇するという偉業を成し遂げた、まさに歴史にその名を残す名選手だ。

 ギブソンは1927年8月、米・サウスカロライナ州生まれ。幼少期に家族とニューヨークへ移り住み、テニスに触れた。2003年9月に76歳で亡くなったが、その生涯はテニス史だけでなく、スポーツ史にさんぜんと輝いている。活躍した時期は1950年代とテニスにおける「オープン化」、つまり四大大会へのプロ出場が解禁される68年以前だった。とはいえ、56年に全仏の女子シングルスを皮切りに四大大会ではシングルス5度、女子ダブルス5度、混合ダブルス1度の計11度もタイトルを獲得してみせた。  10代前半でテニスを始めたギブソン。その才能はすぐに開花した。それに伴い、ニューヨーク州から米国全土へ、その名が知られるようになった。だが、当時は黒人に対する人種差別が厳然と残っていた。当然ながら、テニス界も同様。全米オープンの前身である全米選手権に出場することすら困難だったが、周囲の支援もあって50年8月25日、23歳の誕生日に初の黒人選手としてデビューを飾った。

【関連記事】

最終更新:
47NEWS