『ドラゴンボールDAIMA』ついにベジータも戦闘開始 関智一演じる魔人クウは敵か味方か?
TVアニメ『ドラゴンボールDAIMA』(フジテレビ系)第9話「トウゾク」では、ドクター・アリンスと大魔女マーバに生み出された新たな魔人が姿を現した。タマガミ・ナンバー・スリーを攻略し、ドラゴンボールを一つ手に入れた悟空たち。次なるドラゴンボールを集めるべく第2魔界へと向かうが、第3魔界ではすでに悟空の噂は広まっていたのだった。 【写真】悟空の“私服”バトルが珍しいと話題に 長い旅路の途中で、キャンプをすることにした悟空たち。悟空とバレないように、トレードマークのボサボサのヘアスタイルと如意棒を隠して宿舎へと向かうが、悟空が身につけていた熊の帽子を外してしまったことで、宿舎にいる悪い魔人に正体がバレてしまった。 宿舎でゆっくりとくつろいでいる悟空たちだったが、隙をついた2人の魔人によってドラゴンボールが盗まれてしまう。パンジが持っていた道具で魔人たちの居場所を突き止めた悟空は早くも交戦。すっかり大魔界の空気の重さにも慣れたようで、軽い身のこなしでいとも簡単に取り返すことに成功する。いつもの道着ではなく、Tシャツに短パンという私服姿での戦いは新鮮だった。戦闘後に「お手軽だったな」と語るグロリオに、拳を合わせるパンジにはグッときた。即席でできたチームだが、すっかり連帯感が生まれてきたのも頼もしい。 一方で、ブルマ、ベジータ、ピッコロもハイビスの案内のおかげで大魔界に到着。しかし、何者かによって飛行機が盗まれてしまった。ハイビスによると、昨夜、魔人に絡まれたベジータが返り討ちにしてしまったことから、その仕返しにあった可能性があるという。それにしても、ハイビスのお腹につけている目玉が気になるブルマとハイビスのやりとりにはクスッとしてしまった。ブルマという存在がいるだけで、旅路が明るくなるのは初代『ドラゴンボール』から変わらない。 ハイビスがパンジに連絡し、悟空たちはベジータたちと合流。だが、これ以上悟空たちが乗っている飛行機には乗れないため、パンジが新たにもう一台の飛行機を手配することに。それに腹を立てたのがベジータ。いつも悟空ばかりが先に行き、自らは傍観せざるを得ないベジータの不憫な立ち位置には同情する。 しかし、第9話ではベジータも大活躍。昨夜の仕返しにきた魔人たちと対峙したベジータは、超サイヤ人にこそならないが、あっさりと撃退する。悟空でさえ、大魔界の空気の重さに慣れるのに時間を有していたが、ベジータはさすがサイヤ人の王子なだけあって、早くも順応してみせた。これまで悟空の活躍の影に隠れていただけに、ベジータファンにとっては歓喜だったはずだ。本作ではベジータ(ミニ)の声優は三野雄大になっているが、どこか堀川りょうのベジータを感じさせる演技で、その背後には大人のベジータの面影が見えた。 第1魔界ではアリンスと大魔女マーバの手によって魔人クウが誕生していた。フォルムは魔人ブウ(悪)に近しいが、見た目はサイバイマンの要素も入っている変わった風貌だ。アリンスからの指示に「承知しました」と答える魔人クウ。あっさりと言うことを聞くとは思えないが、これから悟空たちの前に立ちはだかる敵であることは間違いない。魔人クウを演じるのは『PSYCHO-PASS サイコパス』の狡噛慎也や『呪術廻戦』のパンダでも知られる関智一。初の『ドラゴンボール』シリーズ出演となる関が表現する魔人クウにも注目だ。
川崎龍也