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日光浴びないと近視進む? 子どもに外遊び推奨の国も

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NIKKEI STYLE

無意識のうちに目を細めたり、手元を離したり……そんなしぐさに年齢を痛感する人も多いはず。人生100年時代、見えにくさを我慢していると楽しみも半減。今回は近視の原因や治療法に関する最新情報を紹介する。 ◇  ◇  ◇ 視力低下の大きな要因の一つに近視の進行がある。中でも極端に進んだ「強度近視(※)」は、失明につながる眼疾患のリスクを高めることが国内外の研究でわかってきた。子どもに限らず、大人で近視が進むこともあるので、眼鏡が合わなくなってきた、という人は要注意。アジアを中心に近視人口は世界的に増加しており、世界保健機関(WHO)も懸念を表明。「軽い近視でも放っておかず進行させないことが大事」と慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授は警鐘を鳴らす。 (※)等価球面値が-6.0D(ジオプトリー)かそれを超えるもの、または眼軸長(角膜から網膜までの長さ)26.0ミリメートル以上(近視研究会診断基準より) 近視は遺伝と生活習慣などの環境の両方の影響が指摘されているが、「近年は後者の影響が注目されていて、特に外遊びなどで太陽光を浴びなくなったことが近視を進める大きな要因と考えられている」と坪田教授は説明する。 なぜ太陽光か。「我々の研究で、太陽光に含まれるバイオレットライト(VL、波長360~400ナノメートルの可視光。ナノは10億分の1)が近視の原因となる眼軸長の伸びを抑えることがわかった。近視進行の抑制に関わる遺伝子を活性化させることもわかっている」(坪田教授)。勉強などで近くを長時間見ていても、1日2時間以上外遊びをしている子どもは近視の割合が少ないという報告もある。 最近の建物に使われている窓はほぼ紫外線カットガラスで、VLも通さない。「断定はできないが、1日2時間程度は外に出るようにすると近視抑制に良いのではないか」(坪田教授) 近視になった目を元に戻すことはできないが、子どもなら、角膜形状をコンタクトレンズで矯正するオルソケラトロジーで、近視の進行を抑制することができる。外科的な矯正方法なら、「大人の場合、レーシックとICL(インプランダブルコンタクトレンズ)が現在の主流」とクイーンズアイクリニックの荒井宏幸院長と話す。前者はレーザーで角膜の形を変え、後者は眼内にレンズを入れる。「ICLはどこも削らず、万一不都合が生じた場合、レンズを抜くことができ元の目に戻せる。近視が強いほど、レーシックより見え方が良いとされる」(荒井院長) ◇  ◇  ◇

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