中央大学が5名のJリーガーと2名のJFL選手を輩出! ファジアーノ岡山内定の家坂葉光はプロ1年目からJ1の舞台へ
中央大学は11日、Jリーグ内定に伴う進路内定報告記者会見を開催した。第98回関東大学サッカーリーグ戦・1部で4位という成績を収めた今年度は、5名のJリーガーと2名のJFL選手が誕生。過去には中村憲剛や永木亮太、また、古橋亨梧や大橋祐紀などの現日本代表の選手らも輩出している名門から、若き人材が新たな道へと羽ばたく。 【一覧】移籍情報2025 Jリーグ全60クラブ 新加入・昇格・退団・期限付き移籍・現役引退 今回の内定報告記者会見には、家坂葉光(ファジアーノ岡山)、大野篤生(沖縄SV)、小川嵩翔(沖縄SV)、加納大(AC長野パルセイロ)、星野創輝(栃木SC)、牧野虎太郎(AC長野パルセイロ)、湯谷杏吏(ベガルタ仙台)の7選手のほかに、アナリストとしてJクラブで勤務することが決まっている飯田佳亮(栃木SC)も加えた8名が出席した。 会見はサッカー部の加納樹里部長の挨拶から始まり、続いて、2022年から監督に就任し1年でチームを関東1部昇格に導いた宮沢正史監督が、選手たちに常に意識させていたという「自分に矢印を向けること」を強調し、来季から新しい舞台で戦う教え子たちに檄を送った。 その後は8名が順番に、内定の喜びとともに今後の抱負を語っている。 それぞれのコメントは以下の通り。 (質問:今の気持ちと自分のアピールポイント、目標の選手) MF・家坂葉光(いえさか・ようこう)/ファジアーノ岡山 ※写真前列中央 「ファジアーノ岡山に内定したときは夢見ていたプロという世界だったので、とても嬉しい気持ちがあったのとホッとした気持ちがあった。プロでどれだけできるか楽しみだし、やってやらないといけないと思っている。自分の特徴は激しい上下動と推進力なので、そこを見てほしい」 目標の選手:藤田譲瑠チマ(東京ヴェルディユースの先輩) DF・大野篤生(おおの・あつき)/沖縄SV ※写真後列左端 「なかなか進路が決まらずに苦しい時期が続いたが、たくさんの方が動いてくれた結果として沖縄SVからオファーをいただいて感謝しています。自分が目指している舞台はまだ上にあるので、そこにいる選手に早く追いつけるように頑張りたい。自分の特徴はピッチ内では積極的な声出しや相手に強く行けるところ、ピッチ外では自分のキャラクターを活かして愛される選手になりたい」 目標の選手:櫻井辰徳(前橋育英高校の同期) MF・小川嵩翔(おがわ・しゅうと)/沖縄SV ※写真前列左 「大学卒業を機に多くの選手がサッカーを辞めざるを得ない中で、まだサッカーを続けさせてくれる沖縄SVと家族には感謝の気持ちでいっぱい。自分が目標としている舞台に這い上がっていけるように頑張りたい。自分の特徴は運動量とキック、あとは攻守どこにでも顔を出せるところ。チームでセットプレーを蹴ることが多かったので、そういうところで多くの得点に絡んでいきたい」 目標の選手:中村憲剛 FW・加納大(かのう・はる)/AC長野パルセイロ ※写真前列右 「憧れの舞台で戦うことができることにホッとしている。家族やスタッフ、チームメイトのおかげで今があるので、感謝の気持ちでいっぱいです。自分の特徴は前を向いたときのゴールに向かうプレー。両足どちらからでもシュートを打てるので、プロの舞台でもゴールを奪いたい」 目標の選手:興梠慎三 FW・星野創輝(ほしの・そうき)/栃木SC ※写真後列左から2番目 「夢を叶えさせてくれた栃木SCには感謝の気持ちでいっぱい。あとは両親や高校の先生、幼稚園のころから気にしてくれている先生たちにも恩返しができたと思っている。空中戦、地上戦どちらでも攻撃の起点になれることが自分の特徴。1年目から自分が中心となってチームを勝たせたい」 目標の選手:ディディエ・ドログバ GK・牧野虎太郎(まきの・こたろう)/AC長野パルセイロ ※写真後列右から2番目 「幼いころからの夢を叶えさせてくれたAC長野パルセイロには感謝している。色々な人に支えられ、両親やコーチ、大学だけでなく小中高でもたくさんの人が関わってくれた。内定をいただいたときもたくさんの連絡をいただき、愛されているなという気持ちと同時に、大きな責任を感じた。自分の特徴はキックとハイボール処理、あとはクロスボールの対応も見てほしい」 目標の選手:エデルソン MF・湯谷杏吏(ゆたに・あずり)/ベガルタ仙台 ※写真後列中央 「素直に嬉しい気持がありますが、高校の先輩や同期ですでにプロで戦っている人たちから厳しい世界ということは聞いている。そんな中で自分のプレーが通用するのか楽しみ。ゲームメイクやラストパスが自分の特徴なので見てほしい」 目標の選手:ウェイン・ルーニー 分析(アナリスト)・飯田佳亮(いいだ・けいすけ)/栃木SC ※写真後列右端 「オファーをいただいたときは、プロの舞台でその一員として戦えることに誇らしい気持ちになった。アナリストとしての経験がなかった自分を受け入れてくれた加納部長や宮沢監督には感謝している。選手を100%サポートして、監督やコーチたちとしっかりとコミュニケーションを取っていきたい」 (取材・文:編集部)
フットボールチャンネル編集部