2025年 “周年企業” 最長の900周年は「冠稲荷神社」、100周年は2,000社、創業100年超は4万6,601社
周年企業 100周年は2,000社
2025年に周年(50周年および100年単位)を迎える企業は、全国で2万8,743社ある。 最古の周年企業は、1125(天治2)年に源義国により創建されたと伝えられる神社で、婚礼の冠稲荷神社(群馬)の900周年。 次いで、1225(嘉禄元年)年に始まる祇園祭の代表鉾で、祭事運営を行う長刀鉾保存会(京都)が800周年を迎える。400周年は、金沢の酒蔵「福光屋」(石川)、味噌製造「青源味噌」(栃木)など7社がある。 300周年は、化学品製造「竹本油脂」(愛知)など8社。200周年は、化粧品製造の「伊勢半」(東京)など7社。
産業別周年企業 最多は100周年が製造業、50周年は建設業
周年企業の産業別では、創業50周年は建設業が1万38社(構成比37.5%)で最多。次いで、サービス業他4,826社(同18.0%)、卸売業3,147社(同11.7%)の順。 100周年の最多は、製造業の480社(同24.0%)で、卸売業の395社(同19.7%)、小売業の376社(同18.8%)、建設業の321社(同16.0%)と続く。200周年は、製造業が3社(同42.8%)で最多。300周年は製造業3社(同37.5%)が最多で、ものづくり企業が老舗に多い。
地区別 100周年は関東が最多
地区別では、50周年は関東の8,929社が最多。次いで、近畿が4,089社、九州が3,515社と続く。各地区の企業数に対する50周年企業の割合(構成比)は最多が東北の0.985%で、最低は関東の0.470%だった。 100周年も最多は、関東の679社だった。次いで、近畿の361社、中部が291社の順。各地区の企業数に対する100周年企業の割合(構成比)は最多が四国の0.077%で、最低は関東の0.036%だった 都道府県別では、50周年は東京都が2,863社、大阪府が1,923社と続く。各都道府県の企業数に対する50周年企業の割合(構成比)は最多が山形県の1.204%だった。100周年は、東京都の313社が最多で、大阪府161社、愛知県115社、北海道95社の順だった。各都道府県の企業数に対する100周年企業の割合(構成比)は最多が福井県の0.100%だった。