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33歳で資産12億ドル、「インスタカート」創業者が歩んだ道

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Forbes JAPAN

デリバリーサービス「インスタカート(Instacart)」の創業者でCEOのアプアバ・メフタ(Apoorva Mehta)が、保有資産10億ドルを超えるビリオネアの仲間入りを果たした。現在33歳のメフタが2012年に設立した同社は、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、売上を急拡大させた。 サンフランシスコ本拠のユニコーン企業である同社は6月11日、新たに2億2500万ドル(約240億円)を調達したと発表した。インスタカートの評価額は、前回の調達時の79億ドルから137億ドル(約1兆4600億円)に伸びている。 フォーブスは、インスタカートの株式の10%を保有するメフタの保有資産を12億ドルと試算している。インスタカートは、急拡大が続くオンデマンドデリバリー分野の企業で、顧客は自宅に居ながら好みの生鮮食料品を注文できる。 その後、ショッパーと呼ばれる配達員が店頭で商品を購入し、顧客の自宅に配送する。北米の7割以上の世帯で利用可能なインスタカートの需要は、パンデミック後に自宅で過ごす人が増えたことを追い風に急拡大した。 受注ボリュームは過去12カ月で500%の伸びとなり、1注文あたりの平均購入額も35%上昇したと同社は述べている。 インスタカートは今年3月以降に新規で約30万人のショッパーらを採用しており、4月にはさらに25万人を採用し、1時間以内の配送や同日配送を強化すると宣言していた。 メフタは新規の資金を、ショッパーやパートナーらの支援に注ぎ、顧客サービスの強化を図ると述べた。「パンデミックにより、デリバリーやEコマースの概念に根本的な変化が訪れた。インスタカートは人々の暮らしに重要な役割を果たすサービスとして、コロナ後を見据えてオペレーションを続けていく」 インドで生まれカナダで育ったメフタは、ウォータールー大学でエンジニアリングを学んだ後、BlackberryとQualcommでデザインエンジニアとして勤務した。その後、アマゾンで約2年間、物流センターのシステム開発を手がけた後、2010年に退職し、自らの企業を設立するためにシアトルからサンフランシスコに移住した。 彼は12カ月間を注いで起業のアイデアを練り、約20のビジネスモデルを検討した。その中には、グルーポン型の事業や弁護士のためのSNSなどもあったという。 2014年のYコンビネータのイベントで彼は「事業を始めるにあたって重要なのは、自身が本当に重要だと思う課題を解決するビジネスを立ち上げることだ」と述べていた。

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