絶滅危惧種の淡水魚イタセンパラ学ぶ 「わけあって絶滅しました。展」関連イベント
富山県の氷見市芸術文化館で開催中の「わけあって絶滅しました。展」の関連イベントが27日、同館であり、市内外の親子が氷見に生息する絶滅危惧種の淡水魚イタセンパラについて学び、ペーパークラフト作りを楽しんだ。同様のイベントは8月10日にも行われる。 市教育委員会の西尾正輝主査がイタセンパラの生息場所が氷見を含め全国に3カ所しかないことや二枚貝に産卵する生態について説明した。産卵に必要な二枚貝も県の絶滅危惧種と紹介し「この貝が増えるにはヨシノボリやドジョウが必要」と話し、イタセンパラが多くの生き物や環境とつながりを持っていることを伝えた。 親子らはイタセンパラのペーパークラフト作りに取り組み、仕上がると見せ合って喜んでいた。 同展は8月21日まで。北日本新聞創刊140周年記念事業。氷見市文化振興財団、市、市教育委員会、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。