市内観光の活性化へ 地域おこし協力隊に坂本辰哉さん 南房総(千葉県)
南房総市は1日、市内観光の活性化に向けた担い手として、坂本辰哉さん(56)を、地域おこし協力隊に委嘱した。同市観光協会インフォメーションセンターを拠点に活動する。任期は3月31日までとなっているが、最長3年間延長できるという。
同市では、都心から近いことや豊かな自然を生かし、サイクリングやヘルスツーリズム、ワーケーションなどを取り入れた観光地域づくりに取り組んでいる。
協力隊員を委嘱することで、魅力的な観光商品づくりに向け、観光事業者らとの連携を図り、観光客のさらなる誘客を進めることが狙い。
今回委嘱された坂本さんは、ホテルマンとしての経歴を持ち、2018年からは「オリエンタルホテル東京ベイ」で、セールスやマーケティング部門を担当していたという。
市役所で行われた委嘱状交付式で、石井裕市長から委嘱状を受けた坂本さんは「南房総市には移住を検討していたことから、協力隊に応募した。キャリアを生かしながら、地域を盛り上げられるよう、力を注ぎたい」と抱負を語った。
今後は、▽南房総地域の観光関連事業者の把握と、その事業者との協力体制の構築▽南房総市内への観光客の誘客▽各種取り組みなどの情報発信――などに取り組むことになっている。
房日新聞