THE BLUE HEARTS愛を語り尽くす! ミュージシャンもお笑い芸人も…出会いの衝撃度は
J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「音楽を愛する全ての人と作り上げる「(超)進化型音楽番組」だ。毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。 2020年10月27日(火)のオンエアでは、THE BLUE HEARTSに影響を受けた3人をゲストに迎え、THE BLUE HEARTSをテーマにトークを繰り広げた。
小池貞利(teto):愛を説明していくと、THE BLUE HEARTSになる
Hi-STANDARD、GOING STEADY、SUPER BEAVERと時代を動かしてきた各世代のバンドたちがこぞってリスペクトを表明する「THE BLUE HEARTS」。現在、ザ・クロマニヨンズとして活動する甲本ヒロトとギターの真島昌利、通称マーシーと、ベース・河口純之助、ドラム・梶原徹也の4人によるパンクロックバンドだ。ストレートかつメッセージ性の強い歌詞に、ブルースなども飲み込んだパンクサウンドで、当時の若者たちを熱狂させた。 その影響力は計り知れず、かつて、スピッツの草野マサムネは「こんなバンドがいるなら、バンドやってても意味ない」と一度は音楽を諦めた過去を語り、銀杏ボーイズの峯田和伸は「初めてリンダリンダを聞いた時の衝撃は忘れられない」と語るなど、85年から現在に至るまで、数え切れないほどのミュージシャン、音楽好きたちに衝撃を与え続けている。 番組では、そんなTHE BLUE HEARTSに影響を受けた3人のゲストを入れ替わりでゲストに迎え、思う存分、その魅力を語ってもらった。 まずは、4人組ロックバンド・tetoのボーカル、小池貞利が登場。 あっこゴリラ:小池さんは1990年生まれということで、リアルタイムではないと思うんですけど、どんなきっかけでTHE BLUE HEARTSと出会ったんですか? 小池:僕、尊敬する人がみんなTHE BLUE HEARTS好きで、あとは、母親が『リンダリンダ』を聴いたとき、めちゃめちゃ衝撃だったって言ってて、そういうのがきっかけですね。 あっこゴリラ:歌詞、サウンド、ライブパフォーマンス、どんな部分にのめり込んでいきましたか? 小池:歌詞もそうなんですけど、やっぱり一番は人間性、生き様がその歌詞に出ているところですね。 ここで小池に「THE BLUE HEARTSのここがすごい!」のテーマで、自身の好きな曲や影響を受けた曲をいくつか紹介してもらった。 ・『ダンス・ナンバー』 小池:やっぱり梶くんのドラムがいいですよね~。いなたいんだけど、なんかすごく跳ねるんですよ。もちろん音楽的にも好きなんですけど、ファーストアルバム『THE BLUE HEARTS』に入っている曲で、僕が初めて聴いたのがこのアルバムだったんです。もう、めちゃめちゃいい曲だらけで、どの曲も強すぎなくて、優しい感じがするんですよね。 ・『皆殺しのメロディ』 小池:僕は、音楽って洗練された音楽と、むちゃくちゃだけどなんかかっこいいみたいな脳汁系の音楽があると思っていて、この曲は間違いなく脳汁系! サビ前のドラムの感じとか左から入ってくるサビのギターリフとか、なんかもうたまんないんだよな~。曲聴いてると、歌っている感じが浮かぶんです。気持ちいい曲ですね。 ・『1000のバイオリン』 小池:やっぱりこれでしょ! まず、スケールの大きさですよね。マーシーの作った曲で、歌詞もそうなんですけど、サポートにピアノが入っていてそれもめちゃめちゃいいし、とにかく一番好きです! 最後に、小池にとってTHE BLUE HEARTSとはどんな存在なのか訊いてみた。 小池:これまた難しいですね。あはははは。直感で思うと、“愛”の言葉を説明していくと、THE BLUE HEARTSそのものになるのかなって思います。本当に人への愛とできたら愛してほしいなっていう感じの人と人との愛を歌っていて、僕、歌はラブソングが最強だと思うので、どんなことを歌っても結局これは全部ラブソング、人へのラブソングになっているんじゃないかなって思います。