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【クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ:プレビュー】5日間すべてが上りフィニッシュ!地獄の大会でマイヨ・ジョーヌ候補が激突!

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J SPORTS

本格的に自転車ロードレースシーズンが再開してから、約2週間。ツール・ド・フランス開幕までも、やはり約2週間。新型コロナウイルス感染危機の真っただ中、いまだかつてないほど、強豪たちは急ピッチで仕上げにかかる。

本来なら5月31日から6月7日の8日間で争われるはずだった「ツール前哨戦」は、8月12日から16日の5日間に短縮された。しかし3日少なくなった分、戦いが楽になったわけでは、決してない。むしろその逆だ。

なにしろ道は本来の第1ステージスタート地から、本来の第2ステージ上りフィニッシュへと直接向かう。「上れるスプリンター向き」と見られていた第3、4ステージは、完全にコース図から姿を消した。アルプスで繰り広げられる残る4日間は、もちろんそのまま。

おかげで5日間すべてが上りフィニッシュという、走る側には地獄の、見る側にはひどく楽しい大会に姿を変えた。 9月のマイヨ・ジョーヌ候補たちが、5日間全力でぶつかり合う!

そう、いきなり初日から、プロトンは中央山塊の起伏に放り出される。難解な上りこそないものの、7つの起伏に、218.5kmという長距離は、ドラマの始まりとしては最高だ。しかも本来ならツール第14ステージとまったく同じスタート&フィニッシュの予定だったけれど、フィニッシュ地を変えたせいで、難度は格段に増した。最終盤182.5km地点では、アンドレイ・キヴィレフが、2003年パリ~ニース中に落車で命を落とした坂道を通過する。カザフの星を偲んで、アスタナが必ずやなにか仕掛けてくるに違いない。ラストは山頂を越え、ほんの数百メートル下った直後から始まる、短い急坂だ。

135kmと短距離決戦の第2ステージは、17.5kmと極めてな長い超級コル・ド・ポルテの山道で締めくくり。かつて幾度となくプロトンが通過し、今年のツールでも第16ステージ前半に登場するこの山が、生まれて初めて山頂フィニッシュを迎え入れる。平均勾配は6.2%。ただし侮るなかれ。途中に挟まれた下りゾーンのせいで、平均値が極端に下がっただけなのだ。むしろ10%超があちこちに点在する、厳しい上りである。

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