「1日も早い解決を」静岡市の難波喬司市長 静岡大学と浜松医科大学の統合再編について言及
静岡大学と浜松医科大学の統合再編について静岡市の難波喬司市長は、13日の定例記者会見で、「医学部と工学部、情報学部の連携、は競争的資金を獲得する上で大事なことだ。1日も早い解決をしていかないといけない」と述べました。 静岡大学と浜松医科大学の統合・再編をめぐっては、2019年に両大学が「1法人2大学案」に合意しました。しかし、その後就任した静岡大学の日詰一幸学長が「1大学2校案」を提示。学長に再選された際も、事実上の白紙とする方針を示し今後、「白紙」の方針を浜医大に正式に申し入れる予定です。 一方、浜松医大の次期学長に選出された渡辺裕司副学長は会見の中で4年前に合意した「1法人2大学案」の推進を表明していて、静大側が示している合意案の白紙撤回を批判しています。 静岡市の難波市長は13日の定例会見で、「そこの部分を論点にして話をすると、どこまで行っても平行線で合意はない。これから大学間連携は必ず必要で、医学部と工学部、情報学部の連携、あるいは一体化は本当に大事だと思っている。したがって、浜松医科大学と静岡大学の工学部、情報学部が一体となって新しい取り組みをしていくのは本当に大事だと思っているので、それが1日も早くできるような状態を作っていくのが大事だと思っている。今の状態を続けると、あと4年間全く動かないという状況ではないかと思う。競争的資金が取れないという具体的な害があるので、とにかく1日も早い解決をしていかないといけない。」と述べました。