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【ドラフト回顧・1992年】松井秀喜は長嶋監督が引き当てて巨人へ、伊藤智仁にも3球団が競合

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今年もまた、ドラフト会議が近付いてきた。1965年秋からスタートし、今年で56回目。制度をさまざまに変えながら歴史を紡いできた。ここでは2019年のドラフト会議まで、1年ごとに振り返っていく。

電撃的に復帰した指揮官が…

 夏の甲子園での5打席連続敬遠で一躍注目を浴びた星稜高の松井秀喜に大きな注目が集まった1992年のドラフト。中日、ダイエー、阪神、巨人の4球団が1位で指名し、見事に引き当てたのは秋から電撃的に巨人の指揮官に復帰した長嶋茂雄監督だった。その後の師弟関係を通しての松井の日米を股にかけた成長、国民栄誉賞ダブル受賞へと至るドラマはこの瞬間から始まった。  松井以外で競合したのが宝刀のスライダーで衝撃的なプロデビューを飾る伊藤智仁(三菱自動車京都)。広島、オリックス、ヤクルトの3球団が1位指名し、こちらも最後のクジでヤクルトの野村克也監督が引き当てた。伊藤は相次ぐケガに泣かされて短命で終わったが、1年目は快投で優勝に貢献。球史に残るインパクトある活躍を見せた。  また、この年はバルセロナ五輪が開催された年でもあり、そのメンバーから前述の伊藤のほか、小桧山雅仁(日本石油、横浜1位)、杉山賢人(東芝、西武1位)、西山一宇(NTT四国、巨人3位)、佐藤真一(たくぎん、ダイエー4位)、大島公一(日本生命、近鉄5位)が指名され、各チームでレギュラーを獲得。主力選手として輝きを放った。  ほかに注目された選手は1990年のドラフトで8球団が競合した松下電機・小池秀郎だろう。2年前は交渉権を獲得したロッテへの入団を拒否したが、今回は近鉄が単独指名。満願成就でプロの舞台へと足を踏み入れた。 【1992年ドラフト12球団1位】 中日 佐藤秀樹(三菱重工横浜/投手) ロッテ 武藤潤一郎(プリンスホテル/投手) 横浜大洋 小桧山雅仁(日本石油/投手) 日本ハム 山原和敏(川崎製鉄水島/投手) 広島 佐藤剛(本田技研/投手) ダイエー 大越基(早大中退/投手) 阪神 安達智次郎(村野工高/投手) オリックス 小林宏(広島経大/投手) 巨人 松井秀喜(星稜高/内野手) 近鉄 小池秀郎(松下電器/投手) ヤクルト 伊藤智仁(三菱自動車京都/投手) 西武 杉山賢人(東芝/投手)  松井以外は超ビッグネームこそいないが、時代を担った実力派が多いのもこの年の大きな特徴の1つ。ドラフト5位以降にも大洋の戸叶尚(佐野商高)をはじめ、巨人の村田善則(佐世保実高)、阪神の塩谷和彦(神港学園高)などいぶし銀のプレーで根強いファンも多かった選手が名を連ねた。 写真=BBM

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