M-1優勝から5年…ミルクボーイが今本気で打ち込む「10年ツアー」とは 各地で「ご当地漫才」も
2019年のM-1王者・ミルクボーイ(駒場孝・内海崇)が、ツートライブ、金属バット、デルマパンゲの3組と10年かけて全国47都道府県をツアーで巡る『漫才ブーム』。開催地を決める巻物抽選会を兼ねた公演が12月12日、「なんばグランド花月」(大阪市中央区)にておこなわれた。 【写真】その数80本…内海お手製の「巻物」 ■ ツアー1年を振りかえり、新たな気付きも? 10年間の軌跡を映像化する、という目標を掲げ、今年は青森、三重、香川、沖縄の4県を巡った同ツアー。この日おこなわれた公演ではななまがりをゲストに迎え入れ、トップバッターのミルクボーイを皮切りに、各コンビ2本ずつ、ミルクボーイは3本ネタを披露した。 公演終盤にはミルクボーイ・内海お手製の巻物で抽選会をおこない、2025年は秋田、千葉、静岡、愛媛、大分の5県での公演が決定した。 終演後の取材会で、内海は「お客さんの前での抽選会は初めてでしたが、楽しんでくれているのが伝わりました。抽選用の巻物、80本作って良かったです」と笑顔に。現在は「漫才ブーム」でのみ新ネタをおろしているという2人。「今、1番刺激がもらえています」と、同公演への熱い思いも明かした。 また「漫才ブーム」では、各公演の冒頭に、ミルクボーイがその土地によせたネタを披露している。ツートライブの修平魂は「ミルクさんの各都道府県でやってる最初の漫才、あれも(映像化するなら)ひろいたいですね」と言うと、内海が「いや、あれは営業でやるから、ネタバレになるし・・・」と本音を覗かせ、「やらしいな!」とまわりから総ツッコミをくらう一幕も。 最後に、記者から「今年を漢字一文字で」という問いに駒場は「『青』ですかね。青森のツアーが一番ウケたので!」とキッパリ。内海は「僕はほんまにこのツアーの準備が年明けからあって1から準備をさせていただいて、 スタッフさんの大変さも身に染みて。だから準備の「準」ですかね。・・・いや「備」か?備えた一年、10年に向けての1年でしたね」と語った。 公演のオリジナルグッズで、8体全員セットのアクリルスタンドは「誰が買うねん!」との内海の予想をよそに完売。今年は新たに、開催エリア各地での4組の未公開オフショットが載っているカレンダーが発売する。2025年の「漫才ブーム」公演詳細は後日発表される。