「稽古が足りないから」間垣親方、“塩を大量にまくと滑る”説を一刀両断 「さすが」感嘆の声
<大相撲一月場所>◇十三日目◇21日◇東京・両国国技館 前頭十三枚目・豊山(時津風)と前頭十枚目・天空海(立浪)の取組直前、「塩を大量にまくと滑る」説について元横綱・白鵬の間垣親方が「稽古が足りないからですね」とバッサリと切り捨てる一幕があった。視聴者からは「名言が出た」「説得力が半端ない」といった感嘆の声が寄せられた。 【映像】自分のまいた塩で“スルッ”と滑った照強 直前の取組で“令和のソルトシェイカー”こと前頭十一枚目・照強(伊勢ヶ濱)が大量の清めの塩を土俵上にまいていたことを受け、ABEMAで実況を務めた舩山陽司アナウンサーは「塩を大量にまかれると滑るという話も聞くのですが」と発言。すると同じく解説を務めた元横綱・白鵬の間垣親方は「それは稽古が足りないからですね」と一刀両断した。厳しい一言に、舩山アナが「(塩は)関係ないってことですね?」と再度尋ねると、間垣親方は「はい」とうなずいた。 さらに間垣親方は「東京の土は良い土で、今はこれを地方場所でも使っている」と両国国技館の土俵で使われている土は足裏の吸い付きが良いことを説明。「少し前だと名古屋や九州のような地方はその地域の土を使っていました。特に名古屋場所は暑くて、(土俵に)水をまいてすぐに乾いてしまうので、結構滑っていましたね」と語り、続けて「四つ相撲と押し相撲は足の使い方が違うので、押し相撲の人たちは滑りやすい可能性があるかもしれません」と補足しつつ、しっかりと稽古をしていれば滑らないことをあらためて強調した。 同様の指摘は元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方からも出ていた。十日目の取組で豊山が敗れた後に足元の滑り具合を気にするような素振りを見せた際、二所ノ関親方は「未完の大器」と期待を寄せる豊山について「弱いから滑る」「言い訳にしてはいけない」と叱咤激励の言葉を送っていた。 「塩を大量にまくと滑る」説を一刀両断した間垣親方の発言に、視聴者からは「さすが」「名言が出た」「その通り」「稽古不足のせいなんか」「そういうところも強さ」「説得力が半端ない」といった声が相次いで寄せられた。 なおこの取組では豊山が天空海を送り出しで下し5勝目を挙げ、敗れた天空海は10敗目となる黒星を喫した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)