トレンドマイクロ製 Deep Security Agent(Windows版)および Deep Security Notifier にOSコマンドインジェクションの脆弱性
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月5日、トレンドマイクロ製Deep Security Agent(Windows版)およびDeep Security NotifierにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Deep Security Agent(Windows版)ビルド番号:20.0.1-21510(20 LTS Update 2024-10-16)より前 Deep Security Notifier(Deep Security Virtual Appliance保護環境上のWindows版) ビルド番号:20.0.0-8438
トレンドマイクロ株式会社が提供する Deep Security Agent(Windows版)およびDeep Security Notifierには OSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2024-51503)が存在し、当該製品がインストールされたWindowsシステムにログイン可能な攻撃者にSYSTEM権限で任意のコードを実行される可能性がある。また特定の条件下にて、ドメインアクセス権を持つ攻撃者に同一ドメイン内の他のWindowsシステム対して遠隔からコマンドインジェクション攻撃を実行される可能性がある。
JVNでは、トレンドマイクロが提供する情報をもとに、Deep Security Agent(Windows版)を最新バージョンにアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性は、下記のバージョンで修正されている。
Deep Security Agent(Windows版)ビルド番号:20.0.1-21510(20 LTS Update 2024-10-16)